人間のさまざまな仕事の代行をしてくれることが期待されるドローンではあるが、やはりこれも完璧にというわけにはいかない。
その一つに、ドローンには落下リスクがつきものだということがある。
落下の際の原因としては、以下のような事象が考えられる。
1 機体・部品の故障による動作の停止
2 気候の変化などによる機体不安定
3 電波の混線による誤作動
4 電池の消耗
5 操縦者のミス
飛行の前にはなるべくこれらリスク要因を排除しなくてはならないが、なるたけ気をつけていたとしても100%の排除は難しい。
そのため、もしもこのようなリスクが発生した際に、適切な対応を取れるかどうかが鍵となる。場所・時間・気候予報などを事前に検討し、想定される各リスクの高さを予めリスト化しておくことが肝要である。
リスク低減措置の決定の一連の手順のことを「リスクアセスメント」と言うことは皆さんもよくご存知の通りだろう。
ドローンの利用にも、リスクアセスメントの考え方が欠かせないというわけだ。