ドローンと言えば充電バッテリー式――その固定概念を壊すドローンの開発が進められている。
MMS Drone社が開発しているプロ向けドローン「MMS-001」がそれである。「MMS-001」はガソリンエンジンで飛行する機体で、連続フライト時間は2時間以上に及ぶという。重量約16kg。最高時速60km。
連続フライト時間は2時間以上という事実は、バッテリー式のドローンのフライトが最長でも30分程度だということを考えると驚異的だろう。
また、パワフルな機体は最大4kgの重量の荷物の運搬も可能だ。重量のある安定した機体のため、天候に左右されることがないことも強み。
気になるのはその操縦の難易度だが、従来のドローンと変わらぬ操作性だという。
飛行の際の万が一のトラブルに備え、パラシュートも搭載されている。
一般向けではなくプロ向けの製品のため、仕様については明らかになっていない部分も多い。現在は機体をテスト中で、2017年初頭には発売される予定だ。
宅配や農業、建造物のチェックなど、目的に合わせたオプションが追加できる。
ガソリンエンジンで動くパワフルなドローンは、プロ以外のドローンもファンも気になる存在となるだろう。