ホビーから業務目的まで、幅広い場面で活用されるドローン。
機種によっては機能性だけでなく、値段も大きく変わってきます。
そこで今回はドローンの値段相場を含む、以下の内容について解説いたします。
- タイプ別ドローンの値段相場
- ドローンの値段に影響する要素
- 値段別おすすめドローン機種
- お得にドローンを購入するコツ
- ドローンの購入時にチェックしたいポイント
- ドローンを飛ばす際の注意点
ぜひ参考にしてみてください。
ドローンの種類は大きく分けて2種類

ドローンの種類は、大きく以下の2種類に分けられます。
種類 | 特徴 |
---|---|
ホビー用ドローン | 主に個人の趣味として飛行や空撮を楽しめるドローン。 トイドローン・マイクロドローン・空撮ドローンなど様々な種類がある。 安価な機体も多い。 |
業務用ドローン | 空撮・測量・点検・農業など特定の分野で業務活用できる、高性能なドローン。 重量があり操縦も難しく、基本的に高価。 |
それぞれのドローンについて、以下より詳しく解説いたします。
ホビー用ドローン
ホビー用ドローンは、飛行や空撮を趣味として楽しむことを目的としたドローンです。
同じホビードローンでも、以下の3種類に細分化できます。
- トイドローン:性能に差はあるが室内での飛行も可能な軽量タイプのドローン
- マイクロドローン:FPVレースなどにも使われる重量100g以下の超小型ドローン
- 空撮ドローン:空撮を目的とした、高性能で安定性の高いドローン
近年、空撮ドローンでは4Kカメラ搭載など、非常に高性能な機種も多く流通しています。
個人的な趣味目的のドローンでも、プロ顔負けのハイクオリティな映像を作ることも難しくありません。
業務用ドローン
業務用ドローンとは、空撮・測量・点検・農業などの分野で業務活用するための機能が備わったドローンを指します。
高性能なだけに大型かつ重量のある機種がほとんどで、操作性も上級者向けです。
また、業務用ドローンの重量はほとんどの機種が100gを超えるため、飛行させる場所や飛行方法によっては、航空法で定められた許可申請や資格取得も必要になります。
タイプ別ドローンの価格(値段)相場

ホビードローンと業務用ドローンの価格相場は大きく異なります。
機種ごとの使用目的や性能によっても変動しますが、各タイプの価格相場を詳しく見ていきましょう。
ホビードローンの価格相場
ホビードローンの価格相場は「1,000円~10万円程度」と幅が広いです。
単純に飛ばして楽しむだけなら、トイドローンなど数千円程度で購入できる機体があります。
ただし、搭載されているカメラの画質が粗い傾向にあるため、空撮ドローンとしての性能はあまり期待できません。
業務用ドローンの価格相場
業務用ドローンの価格相場は、「10万~数百万円程度」です。
用途に応じて障害物センサーや赤外線カメラ、高精細なズーム機能など、ホビードローンのレベルを上回る機能が備わっています。
高価かつ操作が難しいのですが、飛行時の安全性を担保する機能が豊富にあるため、業務中の事故リスクを最小限に留めるためには必要な出費です。
ドローンの価格(値段)は機能によっても異なる

ドローンの価格の影響する要素は、機体の種類だけでなく搭載されている機能によっても変わります。
機能が充実していたりカメラ性能に優れていたりするドローンほど高額になりがちです。
ドローンに搭載される機能にも様々なものがありますが、値段に影響しやすい機能としては以下の3つが挙げられます。
機能 | 特徴 |
---|---|
カメラの解像度 | HD・フルHD・4Kなどがある。 高解像度なドローンは高額になりやすい。 |
機体の安定性(GPSなどの有無) | GPS機能などにより、繊細な操作がなくても安定した飛行やホバリングが可能になる。 |
障害物回避機能 | 機体に搭載されたセンサーにより、飛行中に障害物を管理すると自動的に回避する。 |
業務用ドローンの価格(値段)が高い理由

先述したように、業務用ドローンは数百万円もの値段がつく機種もあり高額です。
同じ業務用ドローンでも用途によって具体的な値段は変わりますが、特に農業や点検用のドローンは値段が高くなりやすい傾向にあります。
その理由として、ホビー用ドローンにはない特殊な機能が搭載されている点が挙げられます。
例えば農業用ドローンでは、農薬を入れるタンクや散布用ノズルに加え、農薬を積載しながらの飛行を可能とする機体性能が求められます。
点検用ドローンの場合、通常のカメラによる撮影だけでは見つけられない以上を検知するための赤外線カメラも必要です。
用途に適した機能を搭載するにはそのぶん開発・製造コストがかかり、値段も高額になります。
値段別おすすめのドローン15選!

ここでは、価格帯別におすすめのドローン機種をご紹介いたします。
自分の予算に応じてドローンを選んでみましょう。
【1万円以下】おすすめドローン3選
ここでは、初めてドローンを購入する方や価格重視をする方に向けて、1万円以下で購入できるおすすめドローンをご紹介します。
機種名 | 価格 |
---|---|
HS420 | 8,290円~ |
HS210 | 4,950円~ |
HS430 | 8,960円~ |
HS420(Holy Stone)|スマホ操作も可能・安全な人気トイドローン

価格 | 8,290円~ |
重量 | 31g |
サイズ | 84×90×34mm |
トイドローンを中心に開発・販売を行う有名ドローンメーカー、Holy Stone製のドローンです。
付属のプロポだけでなくスマホ操作にも対応しており、スマホを傾けた方向に機体が移動するため直感的な操縦を楽しむことができます。
他にもワンキー操作による離着陸や低電圧アラーム、ヘッドレスモードなどの多彩な機能で初心者も安定した飛行がしやすい性能を備えています。
また、全てのプロペラにガードがついているため、家の中で飛ばしても安心です。
HS210(Holy Stone)|長時間の飛行も可能なコスパ最強ドローン
価格 | 4,950円~ |
重量 | 24.8g |
サイズ | 80×80×30mm |
HS210は、水平方向をカバーするプロペラガードを搭載した手のひらサイズのトイドローンです。
9分間の飛行を可能とするバッテリーが3本付属しており、合計で27分間にわたり飛ばすことができます。
最新の6軸ジャイロ飛行制御システムにより、抜群の安定性を誇る点も特徴です。
HS430|まるで本格空撮ドローン!持ち運びもしやすい折りたたみ式
価格 | 8,960円~ |
重量 | 75g |
サイズ | 187×135×43mm |
プロペラアームを備えたカメラ付きドローンのHS430は、本格的な空撮ドローンのような見た目と9,000円程度というリーズナブルな値段が特徴です。
アームは折りたたみ式で、屋外で空撮練習をしたいときも簡単に持ち運べます。
バッテリーは3個付属しており、合計39分間の飛行が可能です。
【1万円台】おすすめドローン3選
ここでは、1万円台で購入できるおすすめドローンをご紹介します。
1万円以下のドローンと比べて機能も充実しているため、ドローン操縦に慣れて少し性能の良いものをと考えている方におすすめです。
機種名 | 価格 |
---|---|
LUCIDA | 13,500円~ |
Leggero | 11,200円~ |
HS430 | 12,980円~ |
LUCIDA(ジーフォース)|モード1・モード2のどちらも対応して使いやすい
価格 | 13,500円~ |
重量 | 270g |
サイズ | 56×76×29mm |
海外製ドローンの輸入販売やドローンの開発などを行っている日本企業、ジーフォース製のトイドローンです。
付属のプロポは右スロットルのモード1操作が標準となっていますが、モード2への変更も可能なので慣れている方のモードで操作することができます。
また、機体の向きにかかわらず操縦者から見た方向に機体が動く「ヘッドレスモード」も搭載されているのも特徴です。
操作に迷わず、スムーズな飛行がしやすいドローンとなっています。
Leggero(ジーフォース)|高性能カメラ搭載のコンパクトボディ!
価格 | 11,200円~ |
重量 | 60g |
サイズ | 102×136×64mm |
LUCIDAと同じくジーフォース製の超小型トイドローンです。
ポケットに収まるサイズ感でありながら、2K動画・4K写真撮影に対応した高性能カメラを搭載しているのが特徴です。
チルト回転のフレキシブルな調整が可能なカメラで、様々なアングルから空撮を楽しめます。
また、重量は100gに満たないため航空法の規制対象にならないのも嬉しいポイントです。
Tello(RyzeTech)|安全で多機能なビギナードローンの定番

価格 | 12,980円~ |
重量 | 80g |
サイズ | 98×92.5×41mm |
ドローンメーカー最大手のDJIから技術を受け継いで開発された、RyzeTech製のトイドローンです。
DJI水準のパーツで構成された機体で安定した飛行が可能なうえに、耐衝撃性にも優れています。
そのため、操作でミスをしやすい初心者の方や子どもも安心して飛行に集中できる、「ビギナードローンの定番機種」としても有名です。
操作は専用アプリをインストールしたスマホまたはタブレットから可能で、直感的に動かせます。
プログラミング機能も搭載されているため、子どものプログラミング学習に活用するのもおすすめです。
プレックス製のカメラ付きトイドローンです。
【2〜3万円台】おすすめドローン3選
ここでは、価格と性能のバランスが良い2〜5万円台で購入できるドローンをご紹介します。
機種名 | 価格 |
---|---|
HS175 | 19,990円~ |
DJI Neo | 33,000円~ |
HS720E | 34,380円~ |
HS175(Holy Stone)|多機能&60分飛行が可能なトイドローン

価格 | 19,990円~ |
重量 | 198g |
サイズ | 360×300×70mm |
HS175は、Holly Stone社から販売されているGPS・フォローミ―モード・ワンキー離着陸・ヘッドレスモードなど、多彩な機能を搭載しているトイドローンです。
GPS機能の搭載により安定した飛行がしやすい上に、機体がロストした場合は専用アプリからGPS信号を確認しながら捜索できます。
また、専用アプリを使って自由に設定したルートに沿って機体を自動で飛行させられるため、難しい操作をしなくても思いのままに空撮を楽しめます。
トイドローンらしからぬパワフルさと、最大60分(予備バッテリー分含む)の長時間飛行が可能な点も魅力です。
DJI Neo|AIトラッキングで簡単にプロ並みの映像撮影!DJIの手のひらサイズドローン
価格 | 33,000円~ |
重量 | 135g |
サイズ | 130×157×48.5mm |
DJI Neoは、2024年11月にDJIから発売された小型のカメラ付きドローンです。
数々の本格空撮ドローン・産業用ドローンを発売してきたDJIとしては珍しく、手のひらサイズ・全方位プロペラガード付きのトイドローンとなっています。
最新のAI技術を搭載した撮影モードと4K画質対応のカメラにより、どこでも高精細・ハイクオリティな映像を撮影できます。
HS720E(Holy Stone)|飛行をサポートする多彩な機能+長時間の空撮もOK

価格 | 34,380円~ |
重量 | 495g |
サイズ | 折り畳み式:177×104×58mm 展開式:337×240×58mm |
アームの折りたたみが可能で、コンパクトに収納しながら持ち運びができる空撮ドローンです。
チルト式で90°までアングル調整が可能なカメラを搭載しており、4K写真とフルHD動画の撮影に対応しています。
GPSによる自動ホバリングモード・フォローミーモード・自動リターンモードなど、安全な飛行をサポートする多彩な機能が備わっていることも特徴です。
最高速度を調整できる2段階スピード機能により、急発進を防ぐこともできます。
ブラシレスモーターによるパワフルな飛行で、長時間の空撮が可能です。
【10万円~】おすすめドローン6選
10万円前後の高性能なドローンや、業務活用もできるドローンのおすすめ機種をご紹介します。
機種名 | 価格 |
---|---|
DJI Air 3S | 150,480円~ |
DJI Mini 4 Pro | 128,700円~ |
EVO Nano | 89,000円~ |
Matrice 4シリーズ | 866,800円~ |
Mavic 3M | 784,000円~ |
Airpeak S1 | 1,969,000円~ |
DJI Air 3S
価格 | 150,480円~ |
重量 | 724g |
サイズ | 266.11mm×325.47mm×106mm |
DJI Air 3Sは、DJIの空撮ドローンシリーズ「DJI Air」にラインナップされている機種です。
同シリーズの「DJI Air3」から性能が向上しており、メインカメラである広角カメラのCMOSセンサーがサイズアップされました。
障害物検知機能の精度も向上しており、どんな環境でも鮮やかな映像・画像を安全に撮影することができます。
DJI Mini 4 Pro|最高レベルの空撮を可能にするミニカメラドローン
価格 | 128,700円~ |
重量 | 249g |
サイズ | 298×373×101mm |
DJI Mini 4 Proは、Mini 3 Proの後継モデルとしてカメラ性能が進化した空撮ドローンです。
4K/60fpsの映像撮影に対応している他、D-Log Mカラープロファイルにより白飛びや黒潰れのない鮮やかな鮮やかな録画を可能としています。
全方向障害物検知のセンサーが搭載し、優れた安全性も兼ね備えています。
EVO Nano(Autel Robotics)|プロからビギナーまで納得のカメラ性能と操作性
価格 | 89,000円~ |
重量 | 249g |
サイズ | 300×300×80mm |
中国のドローンメーカー、Autel Roboticsが反浴びしているカメラ付きドローンです。
4K/30fps画質の映像撮影に対応したカメラが備わっており、3軸メカニカルジンバルとの組み合わせにより安定した空撮を可能としています。
4つの自動撮影モードで、初心者でもドラマチックなカメラワークで映像を撮影できる点も魅力です。
仕事で使えるプロ向け業務用のおすすめドローン

ここでは、主に業務用で使われることが多いプロ向けドローンを紹介します。
ホビー用とどのような違いがあるのかに注目してご覧ください。
Matrice 4シリーズ(DJI)|AIを活用した認識機能により幅広い分野の現場で活躍
価格 | 866,800円~ |
重量 | 1,219g |
サイズ | 307×387.5×149.5mm |
DJIのMatrice 4シリーズは、コンパクトながらスマート認識やレーザー距離計測定などの高度な機能を備えた、産業用ドローンシリーズです。
AIによる認識機能で、捜索や救援活動中において捜索・救援対象を自動的に判別できます。
また、中望遠カメラにより遠距離からでも高精細な映像を撮影することが可能です。
モデルによって搭載されている機能が異なり、点検・救助・測量など幅広い用途に活用できるドローンシリーズといえます。
Mavic 3M(DJI)|2種類のカメラで高レベルなスマート農業を実現
価格 | 784,000円~ |
重量 | 951g |
サイズ | 347.5×283×139.6mm |
Mavic 3M(Mavic 3 Multispectral)は、2023年に販売されたDJIの農業ドローンです。
RGBカメラとマルチスペクトルカメラという2種類のカメラを搭載し、作物のスキャンと生育状況の分析ができます。
RGBカメラは4/3インチCMOSと2000万画素イメージセンサー、最高速度1/2000sのメカニカルシャッターを搭載しており、素早く高解像度の画像収集が可能です。
さらに、4眼式マルチスペクトルカメラで人の目では感知できない細部まで作物の状態を把握できます。
SONY Airpeak S1|SONYのカメラ技術が凝縮されたプロ向け空撮ドローン

価格 | 1,969,000円~ |
重量 | 3,100g |
サイズ | 526.8×591.9×511.8mm |
Airpeak S1は、日本が誇るグローバル企業であるSONYが開発した空撮ドローンです。
同社製一眼レフカメラの「aシリーズ」を搭載し、従来のカメラドローンにはないダイナミックな表現を可能としています。
耐風性は最大20m/s、飛行時の突風性能は15m/sとパワフルで、海岸や渓谷など強風にさらされやすい場所でも安定感のある飛行を実現できます。
お得な価格(値段)でドローンを購入するには?

ドローンは高性能な機種であるほど高額となりますが、できる限りお得な価格で入手したいですよね。
ここでは、ドローンの購入に伴う出費を抑えるためのポイントを解説します。
複数の購入サイトを比較する
ドローンはAmazonや楽天市場、公式ネット通販など、様々なWEBサイトで販売されています。
同じ機種でも販売サイトによって価格が異なるため、複数のサイトを巡って価格を比較するのがおすすめです。
なお、定価と比較してあまりにも安価な価格設定となっている商品には注意が必要です。
安価なドローンは、中古である可能性が高く、経年によって内部のバッテリーや本体の劣化が進んでいる恐れがあります。
購入の際は、値段と合わせて「新品か中古品か」というポイントも必ず確認しておきましょう。
キャンペーンや特典の有無をチェックする
ドローンの販売元によっては、定期的に割引キャンペーンなどを行っています。
例えば、DJIではスプリングセールやブラックフライデーセールなどの定期セールや、不定期の割引キャンペーンなどを実施しています。
さらに、楽天市場では「楽天スーパーセール」や「お買い物マラソン(ポイントアップキャンペーン)」、Amazonは「Amazonプライムデー」や「タイムセール」などの独自キャンペーンがあります。
今すぐにドローンが必要ではない場合は、キャンペーンのタイミングを狙って購入しても良いでしょう。
型落ちの機種を選ぶ
中古のドローンは内部のパーツが劣化しているため避けた方がいいのですが、「型落ち機種」ならおすすめです。
新しいモデルが発表されるタイミングで1つ前の機種が割引される傾向になるため、通常よりも安くドローンが購入できます。
型落ちでも新品であれば内部の劣化も少なく安全に飛ばせます。
学生の方は学割を活用する
学生の方は学割を使って安くドローンを購入できます。
例えば、DJIの公式代理店のセキドでは、学生や教職員などを対象にした学割を提供しており、定価の10%OFFの割引が適用されます。
学生のうちから将来を見据えてドローンに触れておきたい場合は、学割を利用してお得に購入しましょう。
消耗品やメンテナンス品の品揃えも重要
ドローンのバッテリーやプロペラなどのパーツは、使用を続けるうちに劣化が進む消耗品です。
特に、初心者のうちは操作ミスによる衝突や墜落で消耗品が壊れる可能性が高いため、プロペラガードやローターガードなどの保護アクセサリー類も併せて購入しておくべきです。
さらに、屋外で空撮などを行っていると芝生や虫などで汚れるため、メンテナンス用のアイテムも揃える必要があります。
消耗品やメンテナンス品も様々なショップから購入できますが、機体を購入したショップで販売されていると安心です。
また、消耗品やメンテナンス品を自己判断で選ぶと、所有している機体に合わない製品を誤って購入する恐れがあり、無駄な出費となるので注意してください。
サポート体制をチェックする
精密機械のドローンはどんなに性能が高くても、使っているうちに劣化が進み故障しやすくなります。
さらに、販売元のミスによって購入直後に不備が見つかる可能性もあるでしょう。
そのため、万が一の事態を想定し、購入後のドローンについて相談しやすいサポート体制が整っているショップを選ぶと安心です。
サポート内容はショップによって異なりますが、修理やメンテナンスなど機体に関わるサポートや、購入者を対象としたドローンスクールなどスキル面のサポートもあります。
ドローンの価格(値段)以外でチェックすべきポイント

ドローンの購入時は価格だけでなく、以下のポイントにも注目して選ぶことが失敗を防ぐコツです。
販売店や出品者の評判
Amazonや楽天市場などでは、数多くのドローンを好きなタイミングで購入できます。
ただし、ドローンによっては個人の出品者から販売されているものもあり、アフターサポートが受けられない可能性に注意が必要です。
また、梱包や本体の状態が悪いままドローンが届くリスクもあります。
ECサイトを利用する場合はできるだけメーカーの公式ショップを利用するか、出品者のレビューを確認のうえ購入を検討しましょう。
安い理由
ドローンを購入する上でコストパフォーマンスも重視したいところですが、定価と比べて極端に安い価格で販売されている場合は注意が必要です。
極端に安いドローンは中古品である可能性が高い上に、技適認証を取得していない海外並行輸入品が潜んでいることもあります。
日本国内ではドローンを含め、技適認証を取得していない無線機器の使用は法律で禁止されています。
そのため、技適認証の有無を確認せず価格だけを見てドローンを購入した結果、罰則が科せられるかもしれません。
価格の安さに気を取られて後悔しないためには、商品情報やレビューなどを入念に確認のうえ検討するのが大切です。
同価格帯で購入できるドローンは他にないか
ドローンは同じ価格帯でも、搭載されている性能や付属品の内容によって価格が異なる場合があります。
予算が決まっている場合は、同じ価格帯で購入できるドローンをリサーチしてみましょう。その中から自分に合った機能が搭載されているもの、付属の消耗品が充実しているものなど、希望に応じて購入を検討してください。
ちなみに、Amazonや楽天市場など大型ECサイトでは、同じカテゴリに分類される商品を価格帯別に絞り込んで検索できる機能で効率よく探すこともできます。
購入しないといけないパーツ
ドローンは基本的に機体・バッテリー・プロポさえ揃えば飛行が可能ですが、用途に合わせたパーツやアクセサリー類も揃える必要があります。
例えば、練習用ドローンを購入したい初心者の方や、子どもと一緒に操縦を楽しみたい方、屋内で飛ばしたい方は、思わぬ事故を防ぐためにプロペラガードの装着が推奨されます。。
空撮をするためにドローンを使う方は、写真や映像を記録するためのSDカードや、長時間の飛行を可能にする予備バッテリーも揃えた方がいいでしょう。
ドローンによっては付属品そのものや、用途に合った付属品が含まれていない製品も多いです。
購入を検討しているドローンに付属品があるかどうかの確認をした上で、別途必要なパーツがあれば同時に買い揃えましょう。
サポート終了していないか
発売から年数が経っているドローンの場合、購入はできてもアフターサポートの提供が終了している可能性があります。
特に、同一機種のアップグレード版を頻繁に開発しているDJIは、製品のライフサイクルに基づいて随時旧型機のサポートを終了させています。
購入後に万が一不備や故障が起きたても困ることがないように、現在もサポート提供は続いているかを確認しておきましょう。
使用目的に合っているか
機能が多彩で高性能なドローンほど魅力的に見えますが、実際に活用しない機能ばかりが搭載されたドローンを購入しても無駄な出費となります。
ドローンを選ぶ上でどのような用途で使うのかを明確に決めておきましょう。
例えば、「室内で子どもと一緒にドローンで遊びたい」「練習用のドローンが欲しい」という場合は、カメラ性能よりも操作性を安定させる機能が搭載されたトイドローンで問題ありません。
「気軽な空撮や動画投稿を楽しみたい」のであれば、トイドローンよりもやや大きめでフルHD程度の画質に対応したカメラ付きのドローンを選んでもいいでしょう。
多機能・高性能なドローンは、操縦スキルを十分に身に付けた上で「もっと本格的な空撮に挑戦したい」「業務でドローンを活用したい」と感じた段階で購入を検討してください。
法規制の対象に含まれていないか
ドローンの飛行を規制する法律で代表的なのが「航空法」ですが、航空法の規制対象になるのは「重量100g以上の機体」です。
つまり、重量100g未満の機体は航空法の対象に含まれないため、比較的自由に飛ばすことができます。
もちろん航空法以外にも遵守しなければならない法規制はありますが、「機体重量100g」が1つの基準になるため購入時にチェックしてください。
また、海外製や並行輸入品のドローンは「技適マーク」がついていない、または5.7GHz・5.8GHz帯の電波を用いる場合があります。
電波法により、技適マークがついていないドローンは使用できない他、使用周波数5.7GHz・5.8GHz帯のドローンの操縦には無線免許が必要な点も注意しましょう。
ドローンを飛ばす際に注意すべきポイント

ドローンは購入時だけでなく、飛行させるときにも重要な注意点がいくつかあります。
ドローンに関連する法規制を理解する
ドローンを屋外で飛ばす場合、「航空法」や「小型無人機等飛行禁止法」に抵触しないよう注意しましょう。
特に、航空法は飛行場所・飛行方法・機体登録など、ドローン(100g以上)を飛ばすうえで義務付けられらルールがいくつかあります。
また、小型無人機等飛行禁止法は、ドローンの重量にかかわらず飛行を規制する法律なので、事前に理解しておくことが大切です。
周囲の安全に配慮して飛ばす
昨今のドローンは安全機能に優れているとはいえ、操縦ミスや突風などの影響により、思わぬタイミングで事故が起こる可能性があります。
場合によっては人に怪我をさせたり所有物を破損させたりする恐れがあるため、飛行前・飛行中は十分な安全管理が重要です。
初心者のうちは高価なドローンを操縦しない
高価なドローンは性能に優れている一方で、操縦が難しい場合もあります。
初心者がいきなり高価なドローンを操縦すると、ミスにより破損するリスクが高く、修理や買い替えに余計な出費が発生してしまいます。
練習機としてドローンを購入したい場合は、1万円以内に収まるトイドローンがおすすめです。
ドローンの価格(値段)に関するよくある質問

最後に、ドローンの価格についてよくある質問を回答と一緒にまとめました。
ここまでの内容で疑問が思い浮かんだ人は参考にしてみてください。
カメラ付きドローンの価格(値段)帯はどれくらいですか?
カメラ付きドローンの場合、価格はは1万~10万円程度が相場です。
HDやフルHD画質のカメラ付きドローンなら1万円以内に収まる機種もありますが、4k画質の映像撮影に対応した高性能な機種だと数万円~10万円程度かかります。
初心者にもおすすめの安いドローンはありますか?
初心者の方は「Tello」や「HS120D」など、1万円程度で操作性に優れたトイドローンがおすすめです。
撮影用ドローンの価格(値段)はどれくらいですか?
高画質(4K・8K)の映像撮影に対応しているドローンでも数万円で購入可能な機体はありますが、映像のクオリティをさらに高める機能が充実している機種は10万円程度である場合が多いです。
日本製のドローンの価格(値段)はどれくらいですか?
日本製のドローンにおいて、海外製ドローンにおける価格相場と大きな違いはありません。
世界一高いドローンってどれぐらいの価格(値段)ですか?
世界一高いか定かではありませんが、テラドローン社が開発している「Terra Lidar X(テラ・ライダー・エックス)」では、約2700万円の産業用ドローンが開発されています。
そのほかにも、Opener社から開発された「Helix」は約3000万円します。
コスパ最強のドローンってなんですか?
コストパフォーマンスを価格と飛行時間の長さのバランスで考えるなら、Holy Stoneの「HS210」がおすすめです。
5,000円以内と安価でありながら、30分以上の飛行を可能としています。
一番売れているドローンってどの機種ですか?
機種ごとの具体的な販売台数は公開されていませんが、メーカー単位では「DJI」のドローンが圧倒的人気を誇ります。
特に、比較的安価かつ小型で使いやすい「DJI Neo」は幅広いユーザー層に人気です。
まとめ
ドローンの機種ごとに価格が異なる原因として、「用途」「性能(機能の種類)」といった要素が大きく関わっています。
コストパフォーマンスを重視してドローンを選んでもいいですが、価格だけでなくショップの情報・評判や付属パーツの有無、自分の用途に適した機能が搭載されているかなどをよく確認するのが大切です。
ドローン選びに迷ったときは、今回ご紹介した価格帯別のおすすめ機種も参考にしてみてください。
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