一般的なドローンに比べてサイズが小さく、室内の飛行に適している「マイクロドローン」。
ただしマイクロドローンには、単純な小型のトイドローンと大きく異なる点がいくつかあります。
今回はマイクロドローンの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説すると共に、マイクロドローンの選び方やおすすめ機種をご紹介いたします。
室内用マイクロドローンの特徴
マイクロドローンとは、手のひらに収まるサイズ感で軽量なタイプのドローンを指します。
機種によって具体的なサイズ感や重量は異なりますが、基本的にはプロペラサイズが100mm程度でプロペラサイズは2インチ以下、重量は100g未満となっていることが多いです。
本来は室内のレースやアクロバティック飛行の競技に使われていたドローンですが、小型で障害物との衝突リスクが低いため室内用に最適なドローンとしても注目を浴びています。
とはいえ、単純な「小型ドローン」であれば子供や初心者向けとされているトイドローンと変わらないのでは?と疑問に感じた方も多いことでしょう。
マイクロドローンはただ小さいだけではなく、一般的な小型ドローンと大きく異なる点があるのです。
室内用マイクロドローンと一般的なドローンとの違い
マイクロドローンと一般的な小型ドローンの大きな違いは、以下の通りです。
飛行方法の違い
一般的なドローンは、GPSや気圧センサーなどを搭載しているため「自動ホバリング機能」が備わっています。
機体を空中で留めるホバリングは初心者がつまずきやすい操作のひとつですが、この機能があれば機体をほとんど操作しなくてもホバリングさせることが可能です。
しかし、マイクロドローンにはホバリングをアシストするセンサー類が搭載されていません。
常に機体のバランスを意識しながら機体を制御する必要があり、操縦の難易度は比較的高いです。
マイクロドローンを安定して飛ばせるかは操縦士の技術力に大きく左右されますが、そのぶん飛行の自由度は高く一般的なドローンにはできないアクロバティックな飛行もしやすいです。
電波帯の違い
一般的な空撮用ドローンと同じく、マイクロドローンも多くの機種にカメラが搭載されています。
空撮用ドローンは操縦者が目視で機体を確認しつつ操縦し、空撮を行います。
その際に用いられる電波は、国内では最もメジャーな2.4GHz帯です。
一方でマイクロドローンはFPV飛行に対応しており、まるで機体のコックピットに乗っているかのような一人称視点でリアルタイムの映像を確認しながらの飛行が可能です。
そのFPV飛行には安定した高速通信が求められるため、5.8GHz帯の電波が使われます。
ドローン含め、5.8GHz帯の電波が必要な無線機器を使うには無線免許の取得と開局申請が必要です。
無資格・無許可で5.8GHz帯のドローンを使用すると、電波法のルールに基づき罰則が科せられる恐れがあります。
室内用マイクロドローンのメリット
マイクロドローンには、以下のようなメリットがあります。
法規制が適用されない
ドローンを屋外で飛行させる際、航空法で規制されている飛行場所・方法を避ける必要があります。
もしも規制対象の場所や方法でドローンを飛ばす場合は、国土交通省や各関係機関へ許可申請を行わなければなりません。
しかし、航空法の規制対象となるのは基本的に機体重量が100g以上のドローンのみです。
重量が100g未満のマイクロドローンは航空法の規制が適用されないため、一部の施設近辺やエリアを除いては比較的自由に飛行させることができます。
なお、屋内でのみ飛行する場合は航空法における規制のすべてが適用されません。
ただし航空法の規制対象外でも、先述した電波法や道路交通法、各自治体の条例などの法規制に抵触しないよう注意が必要です。
風の影響を受けにくい
先述の通りマイクロドローンにはセンサー類が搭載されておらず、自動ホバリング機能に頼らず機体を安定させながら飛ばすための操縦技術が必要です。
通常のドローンよりも操縦の難易度は高いですが、逆に慣れてしまえばどんな場所でもドローンを自在に操ることができるようになります。
センサー類を搭載したドローンは飛行中に風が吹けば自動的に機体の姿勢が制御されますが、もしもGPS通信が切れたりセンサーに不具合が起こると咄嗟のコントロールができず機体を墜落させてしまいます。
マイクロドローンの操縦で「常に機体の姿勢制御を意識する」ことに慣れていれば、風が吹いても流されないよう対応しやすくなるのです。
そういった意味では、マイクロドローンのメリットとして「風に影響されなくなる」と挙げることができます。
墜落した時の被害が少ない
マイクロドローンは非常に小型かつ軽量なので、万が一飛行中に墜落しても機体やぶつかった人・物に加わるダメージが比較的小さいです。
また、ほとんどの機種にはプロペラの周囲を保護する「プロペラガード」が付いているため、飛行中の接触時(ゆっくりと飛行していた場合)における怪我や物の破損リスクも抑えられています。
そのため、屋内で飛行や映像撮影を楽しむドローンとしてもおすすめです。
価格が安い
機体の性能によって価格は異なりますが、マイクロドローンの場合は最も安くて2,000円程度から購入することが可能です。
初心者は操縦ミスで飛行中に機体を墜落・衝突させて破損してしまうリスクが高いため、入門機は低価格なドローンを選んだ方が経済的な痛手を負いません。
そのため、操縦練習に使えるドローンを探している初心者の方にもマイクロドローンはおすすめです。
いつでも練習ができる
通常のドローンで操縦練習をしようにも、屋外で飛ばすとなれば法規制に抵触しないよう注意を払わなければなりません。
法規制が適用されない屋外で飛ばす場合、屋内型のドローン飛行場を探して足を運ぶという手間が生じます。
しかし小型かつ墜落・衝突時のリスクも低いマイクロドローンであれば、自宅の中で飛行させても危険性を伴いません。
空いた時間に少しだけ練習したいと思ったら、自宅でいつでも安全にドローンを飛行させることができます。
室内用マイクロドローンのデメリット
マイクロドローンには様々なメリットがありますが、以下のデメリットに注意が必要です。
飛行時間が短い傾向にある
マイクロドローンは一般的なドローンよりも、長時間の飛行が困難な傾向にあります。
少し飛行させたらすぐに充電が必要になるため、じっくりと飛行や空撮を楽しむ機体としては不向きです。
なお、自分で購入した高出力のバッテリーをカスタムすれば高速かつ長時間の飛行も可能になります。
ただしバッテリーの性能と重量は比例しており、高出力なバッテリーほど機体重量も増加するため注意が必要です。
内装や家具などにぶつけて傷をつけてしまう可能性がある
マイクロドローンにはプロペラガードが付いているとはいえ、高速で飛行させた状態で物に衝突すると傷をつける可能性があります。
特にスピード制御の感覚が掴みきれていない初心者は、家の中でドローンを急発進させて内装や家具に傷をつけてしまったという事態に陥りかねません。
家の中でマイクロドローンの操縦を練習する場合は、なるべく周囲に物を置かずゆっくりとプロポ(コントローラー)のスティックを倒すように意識しましょう。
音がうるさい可能性がある
マイクロドローンに限らず、ドローンは飛行中常にプロペラが高速回転しているためどうしてもノイズが発生します。
小型なマイクロドローンであれば一般的なドローンよりはノイズが比較的小さく屋外なら気になりにくいですが、家の中で飛ばすとノイズで周囲の家族に不快感を与える恐れがあります。
室内用マイクロドローンの選び方
マイクロドローンを購入するにあたって、以下のポイントを意識しながら選ぶことで自分に合った機体を入手しやすくなります。
カメラの有無
マイクロドローンを使って空撮やFPV飛行を楽しみたい場合、機体にカメラが搭載されているかどうかは必ず確認しましょう。
なお、一口にカメラ付きドローンと言っても機種によってカメラの性能は様々です。
鮮明な映像を撮ることにこだわりたいという方は、フルHD以上の画質に対応したカメラ付きの機種を選ぶと良いでしょう。
FPV対応の有無
FPV飛行を楽しみたい方や、マイクロドローンレースに参加したい方にとってFPV対応のドローンは必要不可欠です。
ただしFPV対応のマイクロドローンは5.8GHz帯の電波を使用していることがほとんどなので、無線免許の資格取得と併せて購入を検討しましょう。
飛行時間
ドローンは機種によってバッテリーの性能が異なり、連続で飛行が可能な時間は異なります。
マイクロドローンの場合、3~5分程度と短い傾向にあります。
購入したいマイクロドローンを見つけたら連続で飛行可能な時間も確認し、必要に応じて予備バッテリーも複数購入しておきましょう。
プロペラガードの有無
機種によって、プロペラの周囲を保護する「プロペラガード」の有無が異なります。
また、プロペラガードの脱着が可能なマイクロドローンもあればフレームとプロペラガードが一体化しているマイクロドローンもあります。
屋内で飛行させる場合、万が一人や物に接触したときのリスクを考えてプロペラガードがあるものを購入すると安心です。
室内でも安全に飛行できるような機能の搭載
初めてドローンに触れる初心者の場合、マイクロドローンならではの自由な操作感を楽しむ前にドローンの操縦に慣れておく必要があります。
初心者のうちは機体を制御する感覚を掴むまでに手間取る場合が多いため、安定した飛行をアシストしてくれる機能を搭載した機種から始めてみても良いでしょう。
特に以下の機能を搭載したドローンは、初心者におすすめです。
ワンキー離陸・着陸
ボタン操作だけで機体の起動や着陸が可能な機能で、「自動帰還機能」とも呼ばれます。
あらかじめ設定しておいた場所や離陸場所まで自動的に戻ってくれるため、飛行中に期待を見失ってもそのままロストする心配がありません。
ホバリングモード (高度維持機能)
センサー類を搭載したドローンには、自動でホバリングをしてくれる「ホバリングモード(高度維持機能)」が備わっています。
ホバリングは安定してドローンを飛ばすうえで必要な操作なので、慣れるまでは上手く活用すると練習しやすくなります。
緊急停止機能
飛行中でも、ボタン操作で機体をその場で停止させることができる機能です。
人や物とぶつかりそうになったとき、操縦をしなくても即座に停止できるためトラブルの防止に役立ちます。
おすすめの室内用マイクロドローン
今やマイクロドローンは数多くの機種が販売されており、選び方は理解しても1から自分で探すことに苦労する方も多いかと思います。
ここでは、「初心者向け」「ある程度ドローンの操作に慣れた中~上級者向け」という2つのカテゴリに分けておすすめのマイクロドローンをご紹介いたします。
マイクロドローンを購入する際の参考にしてみてください。
初心者向けマイクロドローン
初心者の方は「ミニドローン」とも呼ばれる初心者向けのホビー用ドローンや、FPV飛行に必要なアイテムが揃ったセット商品などがおすすめです。
ここではドローンに触れたことがない方、これからマイクロドローンでFPV飛行に挑戦しようと思っている方に適した機種をご紹介いたします。
HS210(Holy Stone)
Amazonや楽天市場を中心に高い人気を誇る、初心者向けのミニドローンです。
高性能6軸ジャイロによる抜群の安定性が特徴で、ドローンを初めて操縦する初心者の方やお子さまに適しています。
重量は22gで使用電波も2.4GHzなので、航空法や電波法の規制も気にせず飛行を楽しむことができます。
全方位型のプロペラガードや電池残量の不測時に作動するアラーム機能なども搭載しており、安全性にも優れています。
メーカー | HolyStone |
価格 | 4,632円~ |
サイズ | 80×80×30mm |
重量 | 22g |
最大飛行時間 | 約7分 |
カメラの有無 | × |
FPV対応 | × |
プロペラガードの有無 | 〇 |
機能 | ・高度維持機能 ・ワンキー操作(離陸/着陸/360°フリップ) ・3段階スピード切替機能 ・ヘッドレスモード など |
BETAFPV Cetus Pro FPV Kit
マイクロドローン本体・プロポ・FPVゴーグル・予備バッテリー・ケーブル・プロペラ取り外し用工具などがひとまとめになった、セット商品です。
持ち運びに便利な硬質ケースにアイテム一式の収納が可能で、これひとつでFPVドローンの飛行を楽しむことができます。
操縦者のレベルに合わせた飛行ができる複数のフライトモードが用意されており、
初心者でも安定して飛ばせる「ノーマルモード」
姿勢制御をオフにしてアクロバティックな飛行ができる上級者向けの「スポーツモード」
などがあります。
メーカー | BETAFPV |
価格 | 36,851円~ |
サイズ | 不明 |
重量 | 約47g |
最大飛行時間 | 約4~5分 |
カメラの有無 | 〇 |
FPV対応 | 〇 |
プロペラガードの有無 | 〇 |
機能 | ・3種類のフライトモード ・高度維持機能 ・3段階スピード調節機能 など |
BETAFPV Cetus Pro ブラシレスフープフレーム Brushless Whoop Frame
Cetus Pro FPV Kitのドローン本体に取り付け可能な交換用フレームです。
PA12素材を採用しており、落下や衝撃に対して優れた耐衝撃性を発揮します。
Cetus Pro FPVの予備フレームとしての購入はもちろん、サイズが合えば各パーツを組み合わせてオリジナルのドローンに仕上げることも可能です。
メーカー | BETAFPV |
価格 | 1,595円~ |
サイズ | 111.2×111.2×38.2mm |
重量 | 約9g |
モーター取付穴 | φ1.4mm |
推奨パーツ | ・フライトコントローラー: Lite 1-2S Pro ブラシレス FCVTX: 25mW ・カメラ: C02 FPV マイクロカメラ ・モーター: 1102-18000KV ブラシレスモーター ・プロペラ: 40mm 3 ブレード 1.5mm シャフト穴 ・バッテリー: BT2.0 450mah 1S バッテリー |
スナップテイン H823H
高度維持機能や3段階スピード調節機能など、初心者でも自分の操縦レベルに合わせながら飛ばしやすい機能が備わったミニドローンです。
360°宙返り機能により、簡単な操縦でアクロバティックな飛行を体験することもできます。
プロペラには全方位に対応したプロペラガードを装着しているため、子供が飛行を楽しんだり室内で飛行させたりするドローンとして最適です。
ワンキー離着陸機能や低電圧時アラーム機能など、安全性に関わる機能も充実しています。
メーカー | スナップテイン |
価格 | 2,545円~ |
サイズ | 70×70×26mm |
重量 | 25g |
最大飛行時間 | 約7分 |
カメラの有無 | × |
FPV対応 | × |
プロペラガードの有無 | 〇 |
機能 | ・高度維持機能 ・ヘッドレスモード ・3段階スピード調節機能 ・360°フリップ機能 ・ワンキー離着陸機能 ・低電圧アラーム機能 など |
Holy Stone HS210Pro
HS210の後継機とされているミニドローンです。
プロペラカバーは全方位対応、機体にカメラが搭載されているなどグレードアップしており、より安全かつ楽しみ方の幅が広がる仕様となっています。
カメラは720p(HD)画質で視野角が広く、安定性に優れた機体と相まってブレのない空撮を楽しむことができます。
FPVにも対応しており、専用アプリをインストールしたスマホと連携して撮影中の映像をリアルタイムで確認することが可能です。
室内で気軽にFPVマイクロドローンの操作感を体験してみたい方には、おすすめなミニドローンと言えます。
メーカー | HolyStone |
価格 | 8,790円~ |
サイズ | 82×90×27mm |
重量 | 33g |
最大飛行時間 | 5分 |
カメラの有無 | 〇 |
FPV対応 | 〇 |
プロペラガードの有無 | 〇 |
機能 | ・高度維持機能 ・障害物回避機能 ・スマホ対応 ・FPV対応 ・体感操作モード ・ワンキー操作(離陸/着陸/360°フリップ) ・3段階スピード切替機能 ・ヘッドレスモード など |
中~上級者向けマイクロドローン
ここでは、ドローンレースにも使ったりカスタマイズを楽しんだりすることができる中~上級者向けマイクロドローンをご紹介いたします。
EACHINE E010 小型ミニドローン
機体とプロポがセットで2,000円台となっている、コストパフォーマンスに優れたミニドローンです。
高度維持機能は付いていないためホバリング操作は必要ですが、3段階のスピード調節が可能なため自分のレベルに合わせた操縦練習がしやすくなっています。
ある程度小型ドローンの操縦に慣れてきて、よりマイクロドローンに近い操作感で操縦を練習したい方に最適です。
メーカー | EACHINE |
価格 | 2,397円~ |
サイズ | 95×95×50mm |
重量 | 21g |
最大飛行時間 | 5分 |
カメラの有無 | × |
FPV対応 | × |
プロペラガードの有無 | 〇 |
機能 | ・3段階スピード切替機能 ・ヘッドレスモード ・ワンキーリターン機能 など |
Mobula6
初心者から上級者まで、幅広い層に親しまれている人気のマイクロドローンです。
モーター出力は19000kvと25000kvの2種類がありますが、19000kvは初心者でも比較的扱いやすく、ドローンレースでも十分に通用する性能を発揮します。
重量は20gと超軽量型で、カスタマイズ要素も存分に楽しめる点が魅力です。
5.8GHz帯の電波を使用しているため、無線免許の取得や開局申請を行わなければなりません。
なお、国内ショップで販売されているものは開局申請に必要な系統図が付属しています。
メーカー | Happymodel |
価格 | 16,365円~ |
サイズ | 80×80×37mm |
重量 | 20g |
最大飛行時間 | 約1~2分 |
カメラの有無 | 〇 |
FPV対応 | 〇 |
プロペラガードの有無 | 〇 |
機能 | – |
BETAFPV Meteor75
近年のマイクロドローンにおいては2Sバッテリーが主流の中、Meteor75は1Sを採用し軽量となっている機種です。
パワフルな飛行というよりは、浮遊感があり軽快な飛び方が特徴と言えます。
本体に加え、バッテリー・充電器・予備プロペラ・ドライバーがコンパクトなケースに収納されているため持ち運びもしやすいです。
飛行させる前に「BETAFLIGHT」で初期設定が必要ですが、BETAFLIGHTのダウンロード・インストール方法から設定方法まで記載されたマニュアルも同梱されています。
そのため、BETAFLIGHTを初めて使う方も安心です。
メーカー | EACHINE |
価格 | 17,490円~ |
サイズ | 不明 |
重量 | 24g |
最大飛行時間 | 約3~4分 |
カメラの有無 | 〇 |
FPV対応 | 〇 |
プロペラガードの有無 | 〇 |
機能 | – |
Eachine UZ65 65mm 1Sフープ
Mobula6よりもひと回りほど大きな65mmサイズですが、重量は1g程度しか変わらない軽量なレース用マイクロドローンです。
本体・バッテリー4本・予備プロペラ・ドライバー・充電器などが持ち運びがしやすいケース内に収納されています。
なお、機体に搭載されたカメラ横のネジで角度を調整することが可能です。
メーカー | BETAFPV |
価格 | 14,531円~ |
サイズ | 80×80×40mm |
重量 | 21g |
最大飛行時間 | 約3~4分 |
カメラの有無 | 〇 |
FPV対応 | 〇 |
プロペラガードの有無 | 〇 |
機能 | – |
Happymodel Mobula6 HD
1080P60fpsの映像撮影が可能なHDカメラを搭載した、Mobula6の上位モデルです。
FC・FSC・VTXは一体となっているタイプ(Crazybee F4 Lite)で、すでにMobula6で開局している場合はFCごと付け替えればすぐに飛ばすことができます。
なお、カメラの性能向上に伴いMobula6よりも操作感がやや重いため、ハイスピードな飛行よりも鮮明な映像で空撮を楽しみたい方におすすめです。
メーカー | Happymodel |
価格 | 24,500円~ |
サイズ | 80×80×40mm |
重量 | 27g |
最大飛行時間 | 約2分 |
カメラの有無 | 〇 |
FPV対応 | 〇 |
プロペラガードの有無 | 〇 |
機能 | – |
Happymodel Moblite6
機体重量は20g未満と、他の機種を圧倒する軽量化に成功したマイクロドローンです。
バッテリーは1Sでありながら、最大200mWという優れたVTX出力も大きな特徴と言えます。
専用のケースが付属しており、Moblite6本体・予備バッテリー・予備プロペラ・ドライバー・ネジなどがセットで揃っています。
メーカー | Happymodel |
価格 | 11,700円~ |
サイズ | 80×80×25mm |
重量 | 18.5g |
最大飛行時間 | 約3分 |
カメラの有無 | 〇 |
FPV対応 | 〇 |
プロペラガードの有無 | 〇 |
機能 | – |
EMAX Tinyhawk II RACE
EMAXのフープ形状マイクロドローンシリーズ「Tinyhawk」のレースバージョンにあたる機体で、Toothpickタイプに仕上がっています。
機体のカメラは「RunCam Nano 2」を採用し、より視認性が向上。
7500kvモーターとインチAVAN Blurプロペラの搭載により、プロポ操作に対するレスポンスが機敏になりました。
スピード感のある走行が可能で、フリースタイルの練習用ドローンとしても活用することができます。
メーカー | EMAX |
価格 | 17,494円~ |
サイズ | 90mm(ホイールベース) |
重量 | 47.5g |
最大飛行時間 | 不明 |
カメラの有無 | 〇 |
FPV対応 | 〇 |
プロペラガードの有無 | × |
機能 | – |
Emax Nanohawk
ToothPickと似た構成でありつつ、プロペラガードが付いた個性的な設計が特徴のマイクロドローンです。
プロペラガードの素材はカーボン+柔軟性のある樹脂という組み合わせで、万が一機体が墜落しても破損しにくくなっています。
本体や予備プロペラの他、ドライバー・バッテリー留めゴム・FC固定用ネジ・モーター固定用ネジなど細かなアイテムも付属しています。
メーカー | EMAX |
価格 | 12,500円~ |
サイズ | 65mm(ホイールベース) |
重量 | 20.5g |
最大飛行時間 | 不明 |
カメラの有無 | 〇 |
FPV対応 | 〇 |
プロペラガードの有無 | 〇 |
機能 | – |
CineQueen 4K
マイクロドローンとしては珍しく、4Kカメラを搭載した機種です。
3インチでGoPROやRuncam5などの高性能カメラを搭載しても、余裕で飛行が可能なパワフルさを備えています。
空撮に特化したマイクロドローンですが、30AのESCにより力強いフライトも楽しむことができます。
ただしバッテリーなしでも機体重量は100gを超えるため、機体登録が必要です。
メーカー | GEPRC |
価格 | 29,800円~ |
サイズ | 145mm(ホイールベース) |
重量 | 156g |
最大飛行時間 | 不明 |
カメラの有無 | 〇 |
FPV対応 | 〇 |
プロペラガードの有無 | 〇 |
機能 | – |
Beta85X 4K
こちらも4K画質の撮影に対応可能なカメラを搭載した、マイクロドローンです。
専用アプリをインストールすれば、カメラの測光・ホワイトバランス・コントラスト・サイドなど映り具合を微調整することができます。
フレームには補強用カーボンプレートが採用されており、頑丈なつくりなので狭い場所や障害物がある場所での飛行も安心です。
メーカー | GEPRC |
価格 | 33,000円~ |
サイズ | 85mm(ホイールベース) |
重量 | 88.6g |
最大飛行時間 | 不明 |
カメラの有無 | 〇 |
FPV対応 | 〇 |
プロペラガードの有無 | 〇 |
機能 | ・スマホ対応 |
Beta65X HD
HD画質撮影に対応したカメラを搭載している、65mmサイズのマイクロドローンです。
カメラは機体のキャノピー内に内蔵されているため、障害物との接触や墜落してもカメラが故障しにくくなっています。
HD画質の性能を備えたカメラを搭載しているとは思えない軽やかな飛び方が特徴で、空撮だけでなくアクティブな飛行を楽しみたい方にもおすすめです。
メーカー | GEPRC |
価格 | 26,524円~ |
サイズ | 65mm(ホイールベース) |
重量 | 30g |
最大飛行時間 | 不明 |
カメラの有無 | 〇 |
FPV対応 | 〇 |
プロペラガードの有無 | 〇 |
機能 | – |
室内用マイクロドローンはどこで購入できる?
マイクロドローンの購入先としては、大きく「インターネットショップ」と「実店舗」の2つに分けることができます。
インターネットショップの場合、Amazonや楽天市場などのECサイトやメーカーの公式サイトなどで販売されていることが多いです。
店舗へ足を運ばなくても、幅広い選択肢から必要な機体や装備などを買い揃えることができます。
一方、実店舗の場合はラジコン・ドローン専門店や家電量販店などで販売されています。
特に初心者向けのリーズナブルなマイクロドローンなら家電量販店、レーサーも使う本格的な機体やカスタム用パーツなら専門店で販売されていることが多いです。
自分に合った機体を選ぶ自信がない方やドローンを初めて購入する方であれば、実店舗でスタッフに相談しつつ購入を検討しても良いでしょう。
まとめ
マイクロドローンとは、手のひらサイズで軽量なドローンのことを指します。
FPVに対応している機種が多く、レースには欠かせないドローンです。
大きな特徴としてGPSや気圧センサーなどのセンサー類が搭載されておらず、ホバリングをアシストしてくれない機種もあるため、初心者には操縦が難しくなっています。
初めてドローンに触れる方は、まずセンサー類を搭載した初心者向けのミニドローンから始めることをおすすめします。
操縦に慣れてきたら本格的な機体を購入して速さを追究したり、カスタマイズで自分だけの機体を作り上げたりといった楽しみ方もできます。
これからマイクロドローンを始めたい方も、本格的な機体を求める中~上級者の方も、本記事を参考にご自身に合ったマイクロドローンを探してみてください。