ドローンの操縦士になりたい!求められる能力って何?

更新日: 2017.08.19 公開日: 2017.08.19
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ドローン業界が活気に満ち始めている今、ドローン操縦士の需要も右肩上がりになると予測されています。

今後、操縦士が求められている分野や必要な能力・ビジネスセンスについてご紹介していきます。

目次

ドローン操縦士が活躍している分野って?


現在ドローンが参入しているビジネス分野は主に、「農業」「映像ビジネス」「観察・監視」があげられます。

農業分野でドローンは、農薬散布のほかにIT技術と連携した「精密農業」での需要が高まると予測されています。

精密農業が発展すると、農地・作物の観察しそれらの情報を集約することが出来るようになります。その結果、農業の効率化・生産性向上へつながると期待されています。

映像ビジネス分野では、ドローンの空撮機能を活かしたビジネスが広がっています。空撮は今まで有人飛行に頼らざるを得なかった分野でしたが、ドローンを利用することで撮影することが難しかった視点からの撮影が可能になりました。

これにより撮影の対象や撮影方法が広がりをみせ、映像ビジネスの可能性を大きく飛躍させると予測されています。そのため、今後ドローンが映像ビジネスに利用される需要が高まる傾向となっています。

観察・監視分野では、植物の植生状況の観察、野生動物の生態観察、災害時及び状況把握などで利用されています。

すでに様々な分野で活躍しているドローン。ドローンが参入していく分野の増加と比例して、ドローン操縦士が活躍できる分野が増える可能性が高まっています。

ドローン操縦士に必要な能力とは?


操縦士に求められる3つの能力について空撮を例に取ってご紹介します。

まず調整力です。空撮をするにあたり様々な許可を取ったり確認をしなければいけないことがあります。それらを見落とすことなく調整しなければ、空撮を始めることさえできません。

また、ドローンのビジネス参入はまだ始まったばかりで、空撮のクライアントも初めての撮影のケースが多いです。そのため、ドローンの特性や撮影をするにあたっての注意事項などを説明しなければいけない場合も出る可能性があります。

これらのことを現場で臨機応変に対応できる調整力が必要となります。

次に想像力です。ドローンは様々な視点から撮影ができ、人の目線から想像を超える視点の撮影が可能です。そのような画を撮影するために重要となるのが操縦士の想像力となります。

どんな風に旋回をすればいい画が撮影できるのかなど、操縦士はドローンと一心同体となり、地上から想像力を膨らましながら操縦することが求められます。

最後に操縦力です。ただドローンを飛ばして撮影するだけならば、少しドローンを飛ばした経験がある人ならば誰でも可能です。ビジネス映像として求められるのは、難易度が高い撮影力です。

そのために必要となるのが操縦力です。狭い障害物をすり抜けての撮影や、旋回して多角的な方向からの撮影などに対応可能な操縦力を身に着ける必要があります。

操作だけじゃない!ビジネスセンスも必要


ドローン操縦士として活躍したいと考えている場合、操作能力だけではなくビジネスセンスも重要となってきます。

ドローンが操縦できるから仕事があるというわけではありません。ビジネスセンスの必要性はどの仕事にも共通していえることです。

ドローン操縦士として仕事をしたい場合、どんなことをすればよいのか(行動力)、どこに需要のチャンスはあるのか(嗅覚)、
何をすれば操縦士として活躍できるのか(思考力)ということを常に考えることが必要となります。

チャンスがやってきた時見逃すことないように、常に自分の感覚を磨くことも忘れずにいることも大切です。

ドローン操縦士が活躍している分野と求められる能力をご紹介しました。
需要が高まるにつれ、ビジネスチャンスがますます広がっているドローン操縦士。
今からその動向や操縦を学んでいくことで、様々な分野で求められる人になれるチャンスが広がっていくのです。

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