ドローンを使っての長距離飛行で気を付けるべきことをまとめていきます。最初にドローンはただ飛ばすだけでなく、長距離の飛行も可能であることを述べ、そのうえで気を付けるべきことを3つの点から解説していきます。
長距離の移動もラクラクなドローン
地上からの操作によって空中を自由に移動出来るドローン。
建造物の点検、災害地への救援物資の運搬といった私たちの身の回りの生活を助け、またカメラを搭載したドローンを飛ばすことによって、地上からでは撮れない景色の撮影を行うなど技術の発展によってドローンが活躍できる場面は多く存在します。
そういった多くの分野を支えるため、ドローンは日々進化を遂げており、最近では長時間の飛行はもちろんのこと、ドローンを使っての長距離移動も見直されつつあります。
ちなみに現在ドローンの中には2km以上を優に超えるほどの長距離移動も可能な機体もあり、遠隔地への移動もスムーズに行うことが可能です。
しかしそうは言っても、ドローンの長距離移動にはいくつか課題も残されています。
1.操縦者の目が届く距離での飛行を!
2km以上の距離を人間の手が及ばない距離まで飛行できる点は魅力的でもあります。しかしそうは言っても、実際に2kmもの距離をドローンが飛行できるかというと決してそうでありません。
何故ならば、ドローンを使ってドローン飛行を行う上では、操縦者はドローンに課せられる飛行ルールがあるからです。
その条件の一つに、操縦者がドローンを目視で確認できる距離での飛行を行うというルールがあります。
これはドローンを飛ばすことによって起こる突然のドローンの動作不良に対し、即座に対応できる環境を作るためでもあり、ドローンによって引き起こされる事故やトラブルを未然に防ぐことにも繋がります。
2.ドローンの稼働時間を知っておこう!
ドローンには機体によって、ドローンを飛ばすことに特化したもの、撮影に特化したものなど分野に合ったものがあります。
これらはドローン本体の値段や販売するメーカーによって大きく異なり、ドローンの飛行距離やドローンを使っての撮影の幅を大きく広げます。
ドローンを使って長距離移動をする際に気を付けたいのは、中でもドローン本体の稼働時間の長さです。
ドローンは短いものだと5分~10分、長いものだと4時間近くの連続稼働できる機種もあります。そんなドローンの進行速度は天候による部分もあるので、ドローンの長距離移動をする際は稼働時間の長さをあらかじめ知っておきましょう。
ちなみにドローンには機体一つ一つにバッテリーがあり、稼働時間の長さはこのバッテリー容量によって大きく左右されます。
3.ドローンの飛行ルールを確認
ドローンには冒頭でも触れた通り、ドローンに課せられた飛行ルールが存在します。
その飛行ルールはドローンを目視で確認できることに留まらず、ドローンの飛行時間、飛ばせるドローンの種類、ドローンを飛ばせる地域が限定されているなど様々です。
しかしそうは言ってもドローン飛行ですべてが制限されるわけではありません。
もしこれら規定外のドローンの活用を行う場合は、国土交通省にドローンの使用許可申請を行うことによって許可される場合があります。
そのため趣味での撮影はもちろん、条件付きでのドローンの長距離移動を業務として行えるなどドローンの可能性はさらに広がりを見せるでしょう。
まだまだ発展途上ではあるものの、分野を絞らないドローン市場の可能性は無限大です。
中でもドローンを使っての長距離移動実現は、私たちの身の回りで起こる色々な生活シーンを大きく手助けします。
だからこそドローンを普段扱う際は、周りの方達への配慮を忘れずにドローンを利用するようにしましょう。