世界にはさまざまなドローンがあります。
中でも圧倒的な存在感を持つ大型ドローンは、ドローンを初めて見る人には、大きなインパクトを与えることでしょう。
ここでは大型ドローンを3つご紹介していきます。
日本発!ロボットのような大型ドローン
大型ドローンの中には、日本のメーカーが作った、まるでロボットのような2本のアームを持つドローンがあります。
大きさだけでなく、その個性的な見た目が特徴的なロボットアームを持つこのドローンは「PD6B-AW-ARM」という名前です
アームがドローンについていることによって、ドローンが飛行して上空から撮影するだけでなく、その他の作業もしてもらえることが期待できます。
例えば、災害現場など、人間が出向いて作業することにリスクが発生するような場合も、
こうしたアームを持っているドローンが代わりに作業を行ってくれれば、それだけ人間の身に降りかかるリスクを回避することができるでしょう。
アームの耐荷重は最大でおよそ10kgとされていますので、このアームを活かして荷物を運ぶこともできます。
また、最大でおよそ30分の飛行が可能ということも魅力です。このように長く飛行するのが可能だと、物資の運搬できる場所もより広がってくることでしょう。
イスラエルの大型ドローンAirMule
イスラエルには、およそ500kgの荷物の運搬ができるという衝撃のドローンも存在します。
見た目も普通のドローンとは大きく異なるため、初めて目にした方は驚くかもしれません。
このドローンは「AirMule」と言います。
機体の大きさからは想像がつきませんが、時速177km以上という高い性能を誇っています。
また、このドローンを開発した企業の情報によると、AirMuleは風にも強く、時速93kmくらいの風が吹いている中で操縦が可能とされているのです。
中国の大手メーカーDJIの大型ドローン
世界的にも有名なドローンメーカーである中国のDJIにも、大型ドローンがあります。
DJIの数多くあるドローンの中でも特にご紹介したいのが大型ドローンの「Matrice 600 Pro」です。
その名の通り、飛行などの全体的な性能がプロ仕様になっている、本格的な1台です。
まず、高性能なA3Proフライトコントローラーが用いられることによって、安定した飛行性能を叶えています。
また、本格的な機能を持ち合わせたドローンながらも、セットアップが数分で完了するという手軽さも魅力です。
さらに、6個あるバッテリーを充電する際に同時にできるのも便利です。DJIでは、このMatrice 600 Proを発表する以前に、
「Matrice 600」というドローンも発表していますが、それがより発展を遂げたものが、
このMatrice 600 Proだと言えるでしょう。
ドローンにとって大切な飛行性能が高まっただけでなく、積載量がアップしたことも特徴です。
また、防振ボールがあることや防塵になっている推進システムが備わっていることも、このドローンが高い評価を受けていることの一因でしょう。
大型ドローンでありながら、機体が小さく折りたためることも利便性の良さに繋がっています。
本格的な性能を持ちながらも使いやすいところがユーザーを魅了しているドローンです。
世の中には、形や大きさに特徴を持った個性的なドローンがたくさんあります。
その中でも、大型ドローンは見た目のインパクトもさることながら、性能が優れているものが多く、注目を集めています。
パワーがある機体が多いため、実際にドローンが必要とされる現場でも、幅広い場面での活用が期待できるのではないでしょうか。