ドローンを近づけると追いかけたり撃墜したり、いろいろな反応を見せる動物たちの動画が人気です。
そこで動物園や野生の動物を撮影する際に気をつけたい点を紹介します。
ドローンで撮影した動物園の動物たち
人間では危なくて近づけない動物、または人間では近づきたくても近づけない場所にいる動物。
ペットと違って間近で撮影することが困難な動物たちが、普段どんな行動を取っているのか、気になるところですよね。
そんな動物たちをドローンで撮影した画像、動画がネット上では人気です。
特に人気なのは動物園での撮影。世界では人間が入り込めない場所までドローンを飛ばして撮影している人がいます。
動物園以外では、雪山でトラを撮影するなど、人間では困難な場所で困難な動物を相手にするのが人気です。
動物たちはドローンが珍しくて追いかけたり、興味を持って近づいたりと反応はいろいろ。
そんな仕草を見たくてついついドローンを使いたくなるのも頷けます。
動物が墜落させる!?ドローンの悲劇と問題
ドローンが近づいてきた場合、犬などは喜んで追いかけたりすることもあります。
しかし警戒心の強い動物の場合はそうとばかりは言えません。
オランダでは、動物園のチンパンジーをドローンで撮影した際に、チンパンジーたちはなんとドローンを撃墜させてしまいました。
この撮影はチンパンジーの様子をあらゆる面から撮影するため、テレビクルーがドローンを使用。
チンパンジーとしてはいきなり飛んできた飛行物体に興味津々で、撃墜した後はつついたりしていました。
この様子はYouTubeにアップロードされていますが、普段は見られない行動が楽しめる反面、動物に向けてドローンを飛ばす危険性があることも証明されました。
▼動画
https://www.youtube.com/watch?v=9NB1vr5Ca40
法律ではOK?ドローンで撮影するには?
さて「自分もドローンで動物を撮影したい」と思った時に気になるのが「撮ってもいいのか」という点です。
動物園であれば動物園の許可があれば撮影可能です。野生の場合は、問い合わせる場所があるなら問い合わせるのが一番です。
しかし大きな問題として「航空法」があります。ドローンに関しては2015年に無人航空機飛行の法改正が実施されました。
この航空法で規制されたエリアでは、ドローンを飛ばすこと自体ができません。
いくら動物園が許可しても、そこが飛ばしてはいけないエリアや高さだとドローンで撮影はできません。
では航空法をクリアしているエリアで、撮影許可が降りていれば可能でしょうか。法律上は問題ないということになります。
臨場感のある撮影ができるドローンを活用して、動物の新たな一面が見られるのはとても楽しく色々な発見もあります。
しかし動物は生き物です。撮影する際は動物や周囲の環境に配慮する必要があります。マナーを守って楽しいドローンライフを送りましょう。