ドローン操作を始める前に、飛行操作に関するルールを確認したり、メンテナンスをする必要があります。
ドローン初心者の方向けに、ドローン操作前に行うべきメンテナンス、ルール確認、そして操作を上達させるコツをご紹介します。
ドローン操作前にメンテナンス、機体点検
初めて購入したドローン、すぐにでも外で飛ばしてみたくなりますよね。
電化製品なども同じで、説明書を見ないでとりあえず電源を入れてみる、というタイプの方は多いと思います。
しかし、ドローンの場合はそのような行いはNGです。必ず備え付けの説明書をひと通り読み、
操作のステップごとに説明書を確認しながら行わなければいけません。
ドローンは操作を誤ると、機体を傷つけてしまうなど様々なトラブルが起こりやすいものです。
トラブルを防ぐためにも、説明書を読み、使用前のメンテナンスを行って安全なスタートを切りましょう。
メンテナンスの方法も説明書に書いていると思いますが、特にチェックするべきなのがプロペラ。
ドローンには4枚プロペラがついており、1枚でも異常が起きるとうまく飛行できなくなります。
電源がオフになっている状態で、プロペラを一枚ずつチェックし、ゴミや髪の毛が絡まっていないか、傷やヒビはないかどうかを確認しましょう。
そして、いざ電源を入れるときも要注意です。
電源を入れるときは、コントローラーのスロットが下がっていることを確認して、ドローンを水平の位置に置いてから入れます。
電源を入れる順番も、コントローラーをオンにしてから機体をオンにするように守ってください。
ドローン飛行操作に関するルールをチェック
ドローンを操作する前に、国土交通省が定めている無人航空機の飛行操作に関するルールをチェックしましょう。
国土交通省では、第三者の安全を保護するために、ドローンやラジコンなど無人航空機の操作に規定を設けています。
まず、機体の重さが200グラム以上のドローンには、3つの飛行操作禁止区域があります。
空港周辺、人口や家屋が密集している地域上空、150m以上の空域です。
許可申請を行って許可をもらえば飛行操作可能ですが、許可をもらうまでは2週間以上かかります。
また、許可をもらわないと操作できないルールは他にもあります。
例えば、夜間操作、イベントエリア上空での操作、人や建物が30メートル以内にある場所での操作は禁止されています。
細かいルールはそれぞれ国土交通省のHPで確認し、必要であれば許可申請を行ってからドローンを操作しましょう。
ルールを違反した場合は、罰金50万円以下の処罰を受ける可能性があるので、ルール確認、遵守は必須です。
コツをおさえよう!ドローン操作マニュアル
ドローンの飛行操作は、慣れないうちはコントローラーのスティックを中心に、機体を動かすことをイメージしましょう。
例えば、「機体を上昇させて、右に移動させる」とイメージするのではなく、
「右スティックを前に倒して、上昇する」、「左スティックを前に倒して、前進する」というように、
スティックの動きを確認しながら機体を動かすように意識するのです。
スティックの動かし方を覚えるのも早くなりますし、誤操作が少なくなります。
また、万が一ドローンが目に見えない場所に飛んでしまっても元に戻ってこれるように、GPS機能をオンにしておきましょう。
ドローンを購入して操作を始める前に、飛行操作に関するルールのチェック、メンテナンスを行うのは必須です。
機体がどう作られているのか、最初に観察してみるのもオススメです。
じっくり練習してから、本格的なドローンを操作したいという方は、室内でも使える手乗りサイズの軽量ドローンから始めてみても良いでしょう。