地方の観光振興にも、ドローンが活躍する時代となったようだ。
兵庫県南あわじ市の「鳴門タクシー」は、淡路島の観光振興に役立てようと、ドローン」を使った観光施設などの空撮サービスを開始した。
往復タクシー運賃に換算した実費だけで空撮を請け負うという。
編集作業が必要な場合も5千~1万円程度の格安料金で済むとのことで、空撮を専門とした業者よりもはるかにリーズナブルな設定となっている。
ドローンの空撮とタクシー業務。
二つはなんの関係ないように思えるが、実は「鳴門タクシー」は、タクシーによる天体観測を行うなど、かねてよりユニークな発想でサービスを提供してきた会社だ。
「まずは淡路島に興味を持ってもらい観光に来てもらうことが、タクシー会社の利益につながる」ということから、今回の空撮サービスの開始を決定した。
空撮だけではなく、災害時の活用にも目を向けているとのこと。
地方のいち民間企業が、地元の観光振興に加えて、行政の仕事のバックアップも見据えているとは実に心強いことだ。
鳴門タクシーの公式サイトはこちら