ドローンが軍事用に発達してきたマシーンだということを、すでにご存知の方も多いことだろう。そして現在でも、平和利用とは程遠い活用を見出す組織もある。
イラク北部やシリア国境沿いで活動を続ける過激派組織ISIS(通称「イスラム国」)が、爆弾を搭載するドローンを実戦投入していることが明らかになった。
ISISは戦闘の最前線では、敵の部隊を偵察するためにドローンを使ってることが知られていた。
2016年10月にイラク北部の町で戦闘を続けていたクルド人部隊とフランス軍兵士がISISのものと見られるドローンが墜落しているのを発見し、その後ドローンが爆発。2名が死亡、2名が負傷する痛ましい事件が起き、ISISがドローンを爆弾として利用し始めたことが判明した。
その後、ISISのテロリストから押収した4機のドローンが、手榴弾やプラスチック爆弾などの爆弾を投下できるよう改造されていることも発覚した。
いずれのドローンも大手ECサイトであるAmazonで購入できる市販型のモデルであったという。