ブイキューブロボティクス・ジャパンは先週5日、
筑波大学・茨城県常総市・国土交通省国土地理院と連携し
鬼怒川の水害を想定した防災訓練に参画したことを発表しました。
行政機関は水害の前兆に対して、住民への避難の呼びかけ、防災対応を適切に実施する必要があります。
そのためにも「ドローンが撮影した現場状況をリアルタイムで共有することが新たな手法として有効になるのでは?」 という実証実験です。
ドローン単体では、現場で撮影した映像を離れた対策本部でリアルタイムに共有することができず、
映像をいったん持ち帰ってから検証するという流れになるため、
対策本部としては、迅速に対応できないことが大きな課題でした。
先月、実施された防災訓練において、対策本部のモニターにはウェブ会議サービス画面が映し出されました。
現場のドローンオペレーターが、対策本部からの指示をリアルタイムで受けながら
河川の様子や水位などを撮影し、その映像が即時に対策本部に送られるというシステムを構築。
これによって対策本部では、すぐに対策案を検討することが可能になります。
このようにドローンやウェブの最新技術を防災対策に用いることで、
防災対応の迅速化につながるため
全国で同様の取り組みが行われることが期待されます。