知っていますか!?珍しいドローンの活用事例と今後の市場動向!

更新日: 2017.04.29 公開日: 2017.04.29
img

最近、何かとニュースやメディアで話題になるドローンですが色々な分野で活用されているのは知っていますか?珍しいドローンの活用事例と今後のドローン市場などを考察していきます。

目次

ドローンは色々な分野で活用されている!

ドローンは色々な分野で活用されている!
近頃、よく耳にするドローン。ニュースなどでも事件として取り上げられていますが、実は様々な分野で利用されています。例えば、1つ例に挙げるとすれば農業分野での活用です。農業分野では広大な農場に大量の農薬を散布しなければなりませんが、ここでドローンを活用して行うことにより時間の短縮や人員の削減に大きな効果を発揮しています。また、ドローンを飛ばして空から撮影したり広大な土地を測量したりと空撮、測量分野での活用がメジャーとなりつつあります。各種、学業分野においてもドローンを活用して授業を行うなどの教育機関も出てきている様です。今後も、ドローンの産業利用は大きく伸びていく事が考えられます。

珍しい活用事例1.放射能汚染検査での活用

珍しい活用事例1.放射能汚染検査での活用
ドローンとは自動操縦される小型無人飛行体のことを指します。実際に現在、各国ではドローンの開発が進み様々な産業での利用が検討されています。中でも放射能汚染検査での活用が試みられている点は重要視する必要があります。我が国、日本でも福島第一原発事故の際に、政府が実際にヘリコプターを飛ばして上空から汚染されている地区を調査が行われました。しかし、この時は人間による検査だったのです。この際に一番問題となるのが被ばくの問題であることは言うまでもありません。今後は人の侵入できない所での調査が課題となり、ドローンを活用するメリットとして産業利用されていくのではないでしょうか。

珍しい活用事例2.生態系観察への活用

珍しい活用事例2.生態系観察への活用
ドローンの活用事例は多岐に渡ります。現在では機体そのものの機能の向上化に伴い、急速に実用化が進んでいます。アプリケーションとの組み合わせにより様々な使い方が模索されています。生態系観察への活用も例外ではありません。地球上には多くの生物が存在し、中には絶滅危惧種に指定されている動物や、未だに生態のわからない動物などがいます。それらの個体数の把握や生態把握に活用されています。具体的にはそれらの個体に発信器を取り付け、ドローンにはその電波を受信できる装置を取り付けます。ドローンを個体が生息する地域の上空へ飛ばして電波を受信し、情報を解析するといった手段が取られています。この様に生態系観察へのドローンの活用により、今まで不可能とされていた動物の生態が把握できたり、保護が必要な動物の情報を解析できたりと、今後生物保護の観点においてもますます可能性が広がりつつあります。

珍しい活用事例3.警備へのドローン活用

珍しい活用事例3.警備へのドローン活用
ドローンは空撮に優れているという点から警備への活用も模索されています。建物の平常時の画像を撮影しておき、ドローンを巡回させて異常があれば警報装置を作動させるなど、これまでは複数の人員で行っていた警備にドローンを利用する事により、一括して多くの建物を管理できるようになりました。ただし、この異常を検知するシステムは、通常時の画像と異常時の画像の差異を検知する事が重要であり、単に車が動いただけなのかそれとも車が怪しい動作を繰り返しているのかといったことを判断する必要があります。その点に関しては業種によっても異なってくるところであるため、システムとしてしっかり構築する必要があるでしょう。

移り行く今後のドローン市場の展望

移り行く今後のドローン市場の展望
ドローンに関する世界市場において市場動向を考えてみると今後もますます拡大していく事が予想されます。「空飛ぶカメラ」「空飛ぶロボット」であるドローンは主に中国やアメリカ、フランスが先行国として産業利用していますが、特許の面でも出願が多く、商用利用に積極的です。アメリカでは商用利用に関して規制がありますがそれさえも近年は一部で規制が緩和されている動きがあります。我が国、日本ではドローンに関しての事件のニュースが大きく取り挙げられて法的に使用を規制するといった様子が出てきました。産業利用に関しては各国に遅れを取っている日本ですが、今後はドローンが空の産業革命を起こすかもしれません。国内での市場予測は2020年にはビジネス用、ホビー用合わせて1,000億円を突破し、2021年には1,500億円を突破する見通しです。また、精密機械を作ることに優れている日本は今後、スマホやタブレットなどの端末と連動させての利用が期待されます。

いかがでしたでしょうか?近年、国内でも注目を集め始めているドローンですが、各国ではすでに様々なシーンで活用されています。今後、日本においてもドローン市場は大きく拡大し、ますます発展していく事が予測されます。

利用目的からドローンに
ついて知る