近年、女性の持つようなハンドバッグに入り、軽快に携帯できるサイズのコンパクトなドローンが次々に発売され、注目を集めている。
それらコンパクトドローンは一見玩具のようだ。
しかし侮るなかれカメラ機能も搭載されているものも多く、空撮ファンの希望にも応える出来栄えのものばかりだ。
一昔前の「ラジコンヘリ」のイメージが強いことと機材の大きさから、ドローンの操縦は「男性のもの」として受け止められることが多い。
しかし近年のSNSの隆盛によって、人々の写真に対しての姿勢は変わってきている。
皆が「より美しく」「より本格的な」写真を撮りたがっているのだ。
そしてその担い手の多くは女性たちなのである。
コンパクトドローンの場合、そのサイズから女性が持ち歩いても苦にならない。
このような特徴の商品は「彼ら」ではなく、むしろ「彼女ら」の心に刺さるだろう。
そしてまた、彼女たちの共通意識として、「コンパクトサイズ=カワイイ」というものがある。
「可愛くて、いい写真も撮れるスゴイやつ」として、ドローンを当たり前に愛用する女性がSNS上であふれかえる日も、そう遠くないかもしれない。