ドローンを適切に運用するためだけでなく、上達のスピードを早めるためにも、操縦技術に応じた機種を選ぶことが肝要です。そこで、初級者、中級者、上級者それぞれに合った「ドローン比較表」をご紹介します。
ドローンデビュー!初級者向け比較表
まずは初心者におすすめなのは、総重量が200g未満のドローン、俗にトイドローンと呼ばれるものです。トイドローンの利点は、2015年に施行された改正航空法の制限を受けることなく楽しめるということです。ところがカメラを搭載したものもありますし、ドローン操作の練習にもなるので、初心者にはうってつけです。
「PXY Wifi」は、送信機はもちろん、アプリを使って操作することもできるモデル。カメラを搭載しており、FPVという、ヘッドマウントディスプレイなどのVRデバイスを身につけての、一人称視点での操縦も可能です。
カメラ:有
動画解像度:720×576
稼働時間:5分
重さ:17g
操作方法:送信機・スマホ
FPV:可
全長:42x42x22 mm
価格:8,970円
「QuatroX」も初心者におすすめです。カメラはありませんが、超小型で、安全・気軽な飛行のほか、アクロバット飛行も楽しめ、価格もリーズナブルです。
カメラ:無
動画解像度:無
稼働時間:5分
重さ:12g
操作方法:送信機
FPV:不可
全長:24×66×72 mm
価格:3,251円
※価格は2017年4月25日の時点のものです。
トイは卒業!中級者向けドローン比較表
続いて、ある程度操作に慣れた中級者向けの機種をご紹介します。カメラを搭載し、FPVが可能であることはもちろん、特に操作性の高いものを取り上げます。
「Bebop Drone 2」は、500gという超軽量設計ながら、63km/秒の風速の中でも飛行可能な安定性をもち、しかも25分間もの連続飛行が可能。専用コントローラーを使えば、最大2kmまで飛行距離を延長することができる優れものです。
カメラ:有
動画解像度:1,920×1,080
稼働時間:25 分
重さ:500g
操作方法:送信機・スマホ
FPV:可
全長:328x382x89 mm
価格:53,260円
「Phantom3 STANDARD」は、ドローンのトップメーカーであるDJIの製品ならではの安定した飛行が可能が魅力のモデル。自動帰還モードが設定されていて、万が一、操作を誤って見失っても、ボタン一つで戻ってきてくれます。
カメラ:有
動画解像度:2,704×1,520
稼働時間:25 分
重さ:1,216g
操作方法:送信機・スマホ
FPV:可
全長:289×289.5×185 mm
価格:63,800円
※価格は2017年4月25日の時点のものです。
ドローンを本格利用!上級者向け比較表
最後にご紹介するのは、上級者向けの機種。美しい映像をおさめることができる高品質のカメラを搭載し、しかも抜群の操作性能を備え、下位機種には期待できないパフォーマンスを約束します。
「Phantom3 Professional」は4Kカメラを搭載。格段に美しい鮮明で繊細な映像を楽しむことができます。また、Lightbridge技術により、2km先でも、リアルタイムで映像を確認しながら安定した機体操作が可能です。
カメラ:有
動画解像度:4,096×2,160
稼働時間:23分
重さ:1,280g
操作方法:送信機・スマホ
FPV:可
全長:290x290x195 mm
価格:97,986円
「Inspire1」は、トップメーカーDJIのハイスペックモデルの一つ。高品質の4Kカメラを備えているだけでなく、重量もあることから、安定した飛行が可能で、画像のブレがほとんど見られないのが特徴です。高価な機種ですが、プロが求める機能を全て備えた頼もしい高性能モデルです。
カメラ:有
動画解像度:4,096×2,160
稼働時間:18 分
重さ:2,845g
操作方法:送信機・スマホ
FPV:可
全長:438x451x301 mm
価格:241,920円
※価格は2017年4月25日の時点のものです。
初級者、中級者、上級者向けに、それぞれおすすめのドローン機種のスペック比較表をご紹介してきました。技能や用途、そして予算にあった機種を選んで、ドローンの適正な運用にお役立てください。