MSD、エアロセンス、アルフレッサの3社はドローンによる災害時医薬品配送の飛行試験を10月24日に実施したことを明らかにしました。
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飛行実験に使用されたエアロセンス社の「AS-MC02-P」
国家戦略特区に指定されている福岡で行われたこの飛行試験は、災害時にドローンでの医薬品配送の実用化を目指して実施されたもので、医療品と流通を担う企業、MSDとアルフレッサ、そしてドローンビジネスを手がけるエアロセンスが共同で取り組んでいます。
今回、福岡市西区小戸の海岸から能古島までおよそ2.3キロを飛行試験したところ、長距離飛行や電波送受信、また積載物の状態などにも問題はなかったとのこと。今後も飛行試験を続け、2017年度には垂直離着陸型の固定翼ドローン(VTOL)を使った実証実験を目指すそう。
災害地等の人が近づけない場所へ、医薬品をいち早く届けるドローンの活躍が待ち望まれています。