数字で見る!急成長中のドローン市場の将来性

更新日: 2017.05.13 公開日: 2017.05.13
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ドローン市場は今後も大きな成長を遂げることが予想されますが、
市場予測を参考に今後のドローン市場について考えていきましょう。

目次

注目されるドローン市場の成長率は著しい

注目されるドローン市場の成長率は著しい

日本におけるドローン市場の成長については、インプレス総合研究所の
「ドローンビジネス調査報告書2016 (新産業調査レポートシリーズ)」の
調査結果を参考にすることができます。

この報告書には、「国内のドローンビジネス市場規模の予想」が載っています。
それによると、機体・サービス・周辺サービスあわせて、
2015年度の市場規模が104億円であったのに対して、
2020年度には1138億円にもなるという予想がなされているのです。

5年で約10倍もの市場規模の拡大が見込まれているということになります。
ドローン市場の発展がいかに期待されているかということが分かります。

また、この大幅な市場規模拡大の中心となっているのが、
ドローン市場の中のサービス分野の成長です。
2015年度には61億円から2020年には678億円になるだろうとされています。

インプレス総合研究所の報告書には、
「ドローンビジネスのサービス市場における分野別内訳」も掲載されています。
それによると、2015年度に大きな割合を占めている農業に加え、
測量や検査といった分野の急成長が予想されています。

PwCの予測から読み解くドローン市場

PwCの予測から読み解くドローン市場

プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が行ったドローン市場の分析結果からも、
ドローン市場の成長に対する期待を知ることができます。

PwCのレポートの中では、ドローンが活用されている産業分野を
社会基盤・輸送・保険・映像・通信・農業・警備・鉱業の8種類に分けています。

これら8つの分野における世界的な規模は、
将来的に約14兆円になるだろうということが予想されているのです。

PwCは、ポーランドに「Drone Powered Solutions」という
ドローンの研究施設を開設しています。
ポーランドは、ドローンの商用利用を積極的に進める国として知られています。

ポーランド以外にはオーストラリアやアメリカも
ドローンの本格的な活用への動きを強めています。

ドローン市場のこれからとドローンの可能性

ドローン市場のこれからとドローンの可能性

ご紹介してきたように、ドローン市場については、
これまでの成長率を鑑みて今後の大規模な成長が各方面で予想されています。

ドローンの活用は、まだ限られた範囲でしか行われていないため、
その可能性は無限に広がっていると考えることができるでしょう。
今後、さまざまな分野でドローンが用いられる機会が増えるということが期待できます。

それによって、想像もできないようなドローンの活用法が出てくる可能性も、
全くないとは言い切れません。
ドローンの市場予測の数字を見ても、ドローンの持つ未知の可能性が期待されていると共に、
これまでの実績が評価されているということが分かるのではないでしょうか。

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