夢の道具ではないドローンを使うのは我々人間だ

更新日: 2017.01.16 公開日: 2017.01.16
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空撮に物資輸送に点検作業――ドローンにできることは多彩だ。
そしてできることの範囲はますます広がっている。

しかし、ドローンはなんでもできる「夢の道具」では、決してない。

夢の光のテクスチャ

たとえば、ドローンで空撮をすることは確かに可能だが、その写真を「美しく撮る」ことを第一に考えれば、単にドローンが操縦できるだけではいけない。

スキルを持ったカメラマンが、ドローンというツールを活用して撮影を行うことで、初めて「美しい空撮写真」が手に入る。

あるいは、ドローンが何らかの点検作業で持ち帰ったデータを、人間がうまく活かせずに見逃してしまったらまったく意味がない。

「どのような目的でドローンを使うのか」
「ドローンの管理体制・運用体制をどうするか」

そういった部分を固めていない限り、ドローンは単に数十分ほど空中に滞在できるだけの、高機能な玩具に成り下がってしまうのである。

ドローンを最大限に活用させるための、管理体制や運用体制を考える頭を持っているのは、ドローンではなく人間なのだから。

利用目的からドローンに
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