国内初となるドローンサミットが9月17日、佐賀県伊万里市で開催されました。
講演では、ドローンの活用法を研究している一般社団法人 救急医療・災害対応無人機等自動支援システム推進協議会(EDAC)の稲田悠樹氏が、
ドローンの技術革新による飛躍的な性能の向上について紹介しました。
さらに、ドローンを使ったビジネスが農林水産業から原子力発電まで幅広く拡大し、
世界市場の規模が、映画や音楽を上回る10兆円に達する可能性も示しました。
また、副理事長の円城寺雄介氏は、
「人口減少社会では、人手を補うドローンとロボットは必要不可欠。使わないと今後の社会がもたない」と力説。
幕末の佐賀藩が西洋の先進技術の研究施設「精錬方」を開設した事例を引き合いに、
「ドローンのための現代の精錬方が必要。この伊万里に精錬方をつくり、先進事例として国を動かそう」
と熱く呼びかけました。
そして、国内のIoTの第一人者で、株式会社ウフル上級執行役員の八子知礼(やことものり)さんも登壇し、
アナログな土地の形状をドローンで撮影し、デジタルで分析とシミュレーションをすれば、
効率的な工法の選択や工期の短縮などが図れるとの考えを示しました。
会場には、最新のドローンを紹介するブースも設けられ、
来場客は担当者に金額や性能などについて尋ねていました。
サミットは今後、熊本や北海道、沖縄など全国で開催を予定しているとのことです。
最新の製品に触れたり、第一人者のメッセージが聞けたりなどし、
有用な情報が収集できるのではないでしょうか。
<出典>
・毎日新聞のニュースサイト「ドローンサミット 国内初開催 第一人者が未来語る 佐賀」(2016年9月18日掲載)
(URL: http://mainichi.jp/articles/20160918/k00/00e/040/161000c)
・佐賀新聞LiVE「17日、ドローンサミット 事例紹介や操作体験」
(2016年9月15日掲載)(URL: http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/356075)
・「PORTO3316imari ドローンサミット2016」公式サイト(URL: http://dronesummit2016.peatix.com/)