ドローン市場の未来予想図はどうなっている?

更新日: 2017.04.28 公開日: 2017.04.28
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ドローン市場は今後どのように発展していくのかは、世界中が注目しています。あらゆる分野での実用へ向け、実験が各国で進んでいる状況です今回は、ドローン市場の未来予想図はどのようになっているのかを解説していきます。

目次

ドローンの市場規模はどう広がっていく?

ドローンの市場規模はどう広がっていく-
私たちの生活に少しずつ浸透し始めているドローン。現在、ドローン市場は急速に拡大し始めています。さまざまな分野への活用が期待されており、実用化へ向けた実験も積極的に行われています。完全な実用化まではまだ道なかばではありますが、遠くない未来ではドローンが生活の必須アイテムとして活躍しているでしょう。

ドローン市場は世界中で拡大しています。2016年にはフランスのパリでドローンの宅配が世界で初めて認められるなど、確実に我々の生活に溶け込もうとしています。そして、各国はドローンの実用化へ向けて、実験や規制緩和を進めています。アメリカではドローン宅配のためにドローンのための空域を設定するアイデアなど、ドローンの実用化へ向け積極的に行動しています。

さらに、ドローン系スタートアップ企業であるスカイディオでは2017年に、消費者向けに自律型ドローンを発売することを発表しました。これまでドローンの操縦はGPSとパイロットの腕が頼りとなっていました。自律型が発売されれば、操縦技術が必要では無くなるので、普及しやすく誰でもドローンを手にする事を可能に使用としています。ドローンの市場規模は車のように一家に1台所持するような未来になるよう拡大を続けています。

現在のドローン市場は普及期の真っ只中

現在のドローン市場は普及期の真っ只中
ドローン市場の拡大は日本も同様です。しかし、日本ではドローンの有用性が広まる前に、首相官邸に墜落した件などによって危険性が注目されてしまいました。マイナスイメージが先行してしまったせいで、企業がイメージ悪化を避けるために、ドローンの使用を保留する事があり、他の国と比べ若干ドローン開発が遅れている状態でした。それでも、千葉市はドローン宅配の実験地として名乗りを上げるなど実用化へ向けて積極的に動き出しています

そして、2016年の段階で約400億円だったドローンの市場規模は、東京オリンピックのある2020年には3倍以上の1300億まで拡大すると予想されています。こういったことから、現在の日本のドローン市場は普及期真っ只中だと言えるでしょう。

本格的なドローンの利用はいつから?

本格的なドローンの利用はいつからいなりそうか
現在、日本は普及期の真っ只中です。数年前に比べれば、日本でもドローンが世間にも認知されており、空撮などでも積極的に利用されています。しかし、他の分野ではまだ実験段階で実用化はまだ難しいとされます。そのため、本格的なドローンの利用は最短だと東京オリンピックのある2020年からだと予想されます。

現在は、日本でも積極的に実用化へ向けてのデータを収集している段階です。2020年あたりなら十分なデータをもとに消費者へドローンの提供ができる可能性が高いです。その上に、オリンピックという注目度の高い時期に合わせれば、各国への技術力のアピールにもなるからです。なので、本格的なドローンの利用は2020年あたりだと予想されます。ただ、メディアや広告などの利用は、現在も積極的に行われているので、メディアや広告ではもう少し早い段階でドローンが主流となっていくでしょう。

予想されるドローンの活用分野とは?

予想される活用分野とは-
2020年に本格的なドローンの利用が予想されます。そのドローンがどういった分野で活躍されるかは以下の通りです。

・農業
・巡視・点検
・警備・監視
・災害対策
・捜索・救助
・危険地域での作業
・計測・観測
・撮影
・輸送・物流
・エンターテイメント

こう見ていくと、ドローンは人では補いきれないことを代わりにやってくれる可能性が高いのがよくわかります。さらに、警備や物流の分野で実用化が実現すれば、人件費削減や仕事の効率化まで図れます。ドローンは、これまで効率化されてこなかった分野を、大きく発展させるための鍵となるでしょう。

以上がドローン市場の未来予想図です。ドローンの実用化に向けての動きは、確実に加速しています。ドローンの活用分野の広さと、その分野の発展には欠かせないからこそ、実用化に向けて動いているのです。近い将来、ドローンが当たり前に存在しているという状況が現実となるでしょう。

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