ドローン市場で高いシェアを誇る3つの世界的メーカー

更新日: 2017.04.29 公開日: 2017.04.29
img

近年、ドローンは人気と知名度の高まりにより、急速な市場の成長を遂げています。そんなドローン市場の世界シェアを占めているドローンメーカーを3社取り上げ、それぞれの製品と共にご紹介します。人気の理由を探っていきましょう。

目次

ドローンといえば中国のメーカーDJI

ドローンといえば中国のメーカーDJI
急成長を遂げているドローン市場のシェアの大部分を占めていることで、広く知られているのが中国のDJIです。DJIはドローン市場において、世界シェアの7割を占めているという情報もあります。高品質なドローン製品を作り出す企業であり、DJIのドローンは多くの人からの支持を得ています。DJIの製品の中でも、知名度が高いものが「Phantom」です。この製品はPhantom1からPhantom 4とシリーズ化もされており、DJI製品の人気を支える主力製品です。
Phantomシリーズの売りは、何と言っても撮影に関する装備や技術の充実度が高いということです。1ではGoProというカメラが搭載されていましたが、それが2では大幅にレベルアップされました。3種類あるPhantom2の中でも「Phantom2 Vision+」には電子制御3軸ジンバルがついたカメラが搭載されました。これにより、ドローンで撮影するときの安定性がさらに増すことになったのです。さらに、その後発表されたPhantom3のProfessionalというモデルではドローンによる4K映像の撮影が可能になり、その映像の鮮明さが話題を集めました。そしてPhantom 4では、一新されたデザインの美しさもさることながら、ジンバルがさらにレベルアップするなど、カメラ機能も新しい進化を遂げています。

フランスのドローンメーカーParrot

フランスのドローンメーカーParrot
ドローンが流行するきっかけともなった「AR.Drone」という機体を作ったのが、フランスのParrotという会社です。もともと、ドローン制作は会社の事業内容の一部であったのですが、「AR.Drone」のヒットにより、ドローンメーカーとして名の知れた存在となりました。Parrotのドローン製品の特徴は、他のメーカーとかぶらない独創的なデザインや操作のしやすさにあります。2016年3月1日には、人気の高い「Bebop Drone」という製品の新しいモデルを発表しました。その名も「「Bebop Drone 2」です。この製品は、個性的なデザインと共に、機体の重量が500グラムであることにも注目が集まりました。また、連続して飛行できる時間が25分と、前モデルより長くなったこともBebop Drone 2の特徴です。前モデルよりも装備を充実させ、飛行時の安定性も増しました。こうしたParrotならではのドローン製品に魅了される人は多くいます。さまざまな人が楽しめるドローンを多く作り出していることが、Parrotが高く支持される理由の1つではないでしょうか。

アメリカの3D Robotics

アメリカの3D Robotics
アメリカにあるドローンメーカーといえば、3D Roboticsが有名です。この会社のドローンには「solo」という製品があります。この製品の特徴は、カメラが内蔵されておらず、別売りということです。多くのドローンにカメラが内蔵されている中で、この点は特徴的です。SoloにはGoProというカメラを取り付けて使うことができます。ストリーミング機能があることもメリットと言えるのではないでしょうか。また、ユーザーへの配慮も3D Roboticsが高い支持を得ている理由です。「solo」にさまざまな拡張やアップデートが継続的に行われたり、修理や返金の保証があったりすることが、ユーザーの安心につながっているのでしょう。

各国のドローンメーカーは、それぞれで特徴的なドローン製品を生み出しています。個性と品質の良さを兼ね揃えた製品が数多くあり、ドローン市場の成長と共に、今後も新たな魅力を持ったドローンが登場して、人々を魅了することでしょう。

利用目的からドローンに
ついて知る