ドローン最大手のメーカーであるDJI(本社・中国深セン)から折りたたみ式のコンパクトドローン『MAVIC PRO』が発売された。11月30日よりすでに発送が始まっている。
総重量は約750グラム。折りたたんだ状態はペットボトルとほぼ同じ大きさ。
女性のハンドバックにもすっぽり入るほどのサイズが特徴的である。
コンパクトでありながら4Kカメラを搭載し高性能なスタビライザー(カメラの水平安定装置)を実装し、ブレのない美しい映像を撮るのを目指した(空撮された映像は下記動画参照)。
空撮用のメインのカメラとは別に前方向と下方向にそれぞれ2つ(ステレオカメラ)、計4つの障害物検知用のカメラが搭載されている。カメラの小型化により、障害物の自動検知能力も向上した形だ。
プロペラも機体もアタッシュケース不要の折りたたみ式であることに加え、コントローラーはスマートフォンで代用できるため、一式を気軽に携帯することが可能。
購買層としてはホビー目的の個人が想定される。
他にも旅先での活用や、携行品を最小限に抑える必要のある救助活動の分野でも期待が持てる。
DJIだけではなく、他社からもコンパクトドローンが発表されている。
主には空撮目的の「より小さく・より身近に」といった希望に応じる形で、今後も後続の新機種が発表され続けるだろう。
いよいよ「ドローンは一人一台」という時代に突入するのか。