アユ減少、カワウ食害にドローン活用(鳥取県)

更新日: 2016.09.30 公開日: 2016.09.30
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魚を大量に食べてしまう野鳥のカワウが鳥取県で食害となっています。

鳥取県の河川では、カワウが原因でアユの不漁が続いています。
1羽で1日あたり約500グラムの魚を食べるカワウは食害のほか、
カワウが暮らすコロニーでは樹木が枯れたり、ふん害等、悪臭も発生。
そこで鳥取県は今年度、カワウに対して緊急対策を実施することにしました。

緊急対策として、9月の補正予算案に350万円を計上し、
来春、カワウが産卵するまでに、卵の数を抑制する対策をとるそうです。

まず、カワウの広い範囲での飛行ルートや、コロニーの実態を調査し、生態行動を解明します。
そして、銃猟で捕獲したり、カワウが近寄れないように
ドローンを使ってコロニーやねぐらにカワウが苦手なビニールテープを張る対策も施すとのこと。

鳥取県では、15年ほど前から、アユが減り、アユ釣りでの遊漁料収入が減少し、
深刻な問題になっていた背景があり、今回の緊急対策が打ち出されました。

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