さまざまな用途がある!ドローンによる撮影

更新日: 2017.05.11 公開日: 2017.05.11
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ドローンで撮影された映像は、コンテストが開かれて、その美しさが取り上げられたり、あらゆる分野での作業の効率化に活用されたりしています。安全性にも配慮したドローンによる撮影の活用事例について、詳しくご紹介します。

目次

圧巻の美しさ!ドローンで撮影された風景

圧巻の美しさ!ドローンで撮影された風景
ドローンによって撮影される映像には多くの人が魅了されます。まるで自分自身が空を飛んでいるかのような錯覚に陥る鮮明で臨場感のある映像は、ドローンならではのものと言っても過言ではないでしょう。ドローンの映像世界には芸術性さえ感じられます。

そのようなドローンの撮影映像の質を競うコンテスト「Drone Movie Contest 2017」が企画され、「Japan Drone 2017」というイベントの一環として、去る、2017年3月23日から25日にかけて催されました。
「デジタルハリウッドロボティックスアカデミー」や「JUIDA一般社団法人日本UAS産業振興協議会」、「Drone Times(ドローンタイムズ)」との共催です。

映像作品にはいくつかルールが設けられています。まず、安全に考慮した撮影を行うということです。撮影を行う場所での法制度を遵守し、危険な撮影を行わないことが条件です。また、ドローンが撮影したものが映像全体の50%以上になっていることも必須です。

受賞作品の映像は、壮大な風景を撮影しているものが多く、その迫力に圧倒されます。ドローンは人を感動させるさまざまな映像の分野でも活躍しています。

ドローンの撮影に期待されていること

ドローンの撮影に期待されていること (1)
ドローンの撮影技術はあらゆる面で活用されています。例えば、ALSOKが始めたサービスの1つに、ドローンを使ったメガソーラーパネルの点検管理があります。これまでは人手によってパネルの点検を行っていたため、その労力と費用がかかっていました。

その役割をドローンが担うことによって、負担の軽減につながるとされています。また、ドローンの能力をもってすれば、点検にかかる時間の短縮もできるので、まさに一石二鳥と言えます。

このサービスで使われるドローンには、可視カメラと赤外線カメラという種類の異なる2台のカメラが搭載されていて、この2台のカメラを併用することによって、パネルの異変により気づきやすくなります。 さらに、バッテリーの数を増やして、自動飛行ができるようにプログラムを組んでいます。

こうした様々な機能を持つ特別なドローンを使って、メガソーラーパネルの管理を行いやすくしているのです。もともとALSOKは、このようなロボットの開発に積極的だったのですが、ドローンの活用によりロボット開発の中でこれまで生じてきた問題を上手くクリアできるようになったそうです。

ドローン撮影会社Sea Birdとは?

ドローン撮影会社Sea Birdとは?
国土交通省から、ドローン撮影を認められたSea Bird(シーバード)という会社をご存知でしょうか。広大な土地と自然を有する北海道を中心に、ドローンを使った撮影を行っています。Sea Birdでは、農地や建物の調査に伴う空撮業務の他に、観光用動画の撮影なども行っています。

撮影を行う際は、ドローンの空撮における安全性の確保が徹底して行われた上で、プロによる高品質な空撮映像が作り出されています。ドローンによる撮影の許可が必要な場所であると、申請してから許可を得られるまでに時間を要してしまうことがあります。Sea Birdが行う撮影では、その許可申請を行わなくていい場合も多く、スムーズに撮影作業を進めることができます。

ドローンによる撮影は今後ますます幅広い分野で活用されていくことが予想できます。これまでに想像もしなかったような分野で、ドローンの撮影技術が活用されることもあるかもしれません。そう感じるほど、ドローンの持っている可能性は無限大に広がっています。

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