日本初・ドローンによる空を飛ぶイルミネーションショー開催 -千葉・東京ドイツ村-

更新日: 2021.06.13 公開日: 2021.06.16
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ドローンの運用会社の「おにつかイメージング」は、2021年5月6日に、千葉県袖ケ浦市にある「東京ドイツ村」で日本初のドローンによるイルミネーションショーを開催しました。

 

イルミネーションショーでは、重量40キロの物を持ち上げることができる日本最大級の大型ドローンを使って、高画質のLEDパネルを約15メートルの高さまで吊り上げました。使用されたLEDパネルの大きさは1辺1メートルの正方形で、地上から電源ケーブルと信号ケーブルを50メートルの長さで繋いだとのことです。パネル本体の重量はおよそ13kgありましたが、ドローンは約10分間もの飛行を成し遂げました。

 

イルミネーションショーの盛り上がりは最高潮に達したのは、太陽が完全に沈んでからです。東京ドイツ村のイルミネーションを背景にして、イメージキャラクターやロゴ、星のマークなどいろいろな柄が上空で見事に輝き、光の演出を成功させました。

 

この日は、日本記録認定機関(UA-JAPAN RECORDS)がイルミネーションショーに立ち合い、「ドローンで吊り上げた映像モニターのサイズ」が日本記録として認められ、その認定証も贈られたそうです。

 

今回日本記録を達成したLEDパネルのサイズは「1㎡」でした。「おにつかイメージング」によると、これから安全性をより高めていくのと同時に、秋にはさらに大型のLEDパネルを吊り上げられるように改良を行っていくとのことです。自身が持つ日本記録をさらに更新できるか、期待が膨らみます。

 

なお、この「大型ドローンによるイルミネーションショー」に関係する技術は、催し物やイベントだけではなく、自然災害やコロナ禍における注意喚起などの情報伝達にも生かすことができるとのことです。防災行政無線による放送に「音が反響して聞き取るのが難しい場合がある」という問題点がある中で、ドローンとLEDパネルはより確実に情報伝達するためのツールとして将来実用化されるかもしれませんね。