ドローン空撮のプロは素人とどう違う?プロのテクニックや知識を学ぼう

更新日: 2018.07.31 公開日: 2018.08.21
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ドローン空撮を仕事としているプロは、素人と何がどう違うのでしょうか?この記事では、プロの空撮テクニックの一部や、プロに必要な知識を紹介していきます。この機会にしっかりプロの技術を学んで、ドローン空撮のレベルアップを目指しましょう。

目次

ドローン空撮のプロはどんなテクニックで撮影している?

ここでは、ドローン空撮のプロのテクニックをいくつか紹介します。難易度が低いものから高いものまでありますので、自分の技術力に合わせたところから実践しましょう。

上昇・下降・前進・後進・パンは基本中の基本

ドローン空撮のプロでなくても、これらは基本的に身につけておくべき、最低限の技術です。なお、プロはドローンによる撮影であることを忘れさせてくれるほどの滑らかな動きができます。

スキャニング

高層ビルなどを垂直方向に上昇しながら撮影したり、海岸や地平線に対して水平方向に進みながら撮影したりしていく手法です。高層ビルの屋上を超えた瞬間にその先の視界が一気に開け、感動を覚えることもあります。

後進しながらのチルトダウン

チルトダウンとは、カメラを下に向けることです。後進しながらのチルトダウンは「引きの映像」と「俯瞰(鳥瞰)的な視界」が入り混じり、一気に臨場感が増します。

すり抜けや低空飛行

撮影対象物の間をすり抜ける、トンネルになっている箇所をすり抜ける、あるいは地面すれすれの超低空飛行をするといった手法は、ダイナミックさはもちろん、スリリングな気持ちを味わうことができます。

障害物

撮影対象物を最初から写すのではなく、あえてその手前の障害物から写し始め、徐々に対象物に移動していく手法です。次にどんな場面が待っているのかといった期待感や緊張感を生み出すことができます。

上記はごく一例ですが、このようにドローン空撮のプロは、基本的な操作から高度なテクニックまでさまざまな技術を駆使して空撮しています。

複数のテクニックを組み合わせることで、より臨場感あふれるダイナミックな映像が撮れるのです。

 

ドローン空撮のプロに必要な知識とは?

ドローン撮影のプロになるために知っておくべき、最低限の知識とはどのようなものがあるでしょうか?

ドローンに関する知識

当然ながら、ドローンとはどういうものなのか、機種ごとの性能や機能、パーツの名称、あるいは、日々のメンテナンスや不具合が発生したときの対処法など、ドローンに関する知識は必須です。

飛行ルールや関連法規

国土交通省が定めているドローンの飛行ルール、航空法、電波法、民法、個人情報保護法、河川法、さらには各自治体が定めている条例など、ドローン空撮にはさまざまな法規が関係してきます。プロを目指すなら、こうした知識も備えておく必要があります。

気象に関する知識

ドローンは風や雨、気温といった気象条件に大きく影響されます。ついさっきまで快晴だったのに、急に雨が降り出すというケースも少なくありません。プロは天気図や雨雲レーダー、その他気象データに関する知識を備え、安全に飛行させなければなりません。

その他

カメラに関する知識、撮影した映像の編集技術、現場の状況に応じた臨機応変さなども、ドローン空撮のプロに求められる部分です。

 

ドローン空撮のプロを目指すなら正しい知識と確かな技術を

ドローン空撮には無限の可能性があります。すでに、ドローン空撮のプロを目指して動き始めている方も、これからプロを目指そうとしている方も、大切なのは正しい知識と確かな技術を身につけ、いかに安全に飛行させることができるかという点です。

どんなに迫力ある映像が撮影できても、それが法を犯して撮影したものでは意味がありません。まずは正しい知識と確かな技術を身につけ、ぜひ立派なドローン空撮のプロを目指してください。