ドローンスクールの受講をキャンセルしたい!クーリングオフできる?

更新日: 2018.07.06 公開日: 2018.05.01
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いったん受講契約を済ませたドローンスクールを、なんらかの理由でキャンセルしたいと思った時、クーリングオフはできるのでしょうか?クーリングオフの基礎知識やドローンスクールの契約形態などから考えてみましょう。

目次

ドローンスクールの受講契約はクーリングオフできる?

「ドローンスクールで受講契約を結んで費用も支払ってしまったけれど、やっぱりキャンセルしたい」

もしかすると、なんらかの事情でこのような事態になってしまうかもしれません。この場合、クーリングオフは可能なのでしょうか?

「ドローンスクールの受講契約をクーリングオフした」という話は耳にしたことがありませんが、そもそもクーリングオフとは何かを理解することが大切です。

※クーリングオフとは
クーリングオフとは、訪問販売などで消費者自身の意思が明確でないまま、契約や申し込みをしてしまうケースが続出しているため、消費者が購入を再考する機会を設けるために作られた制度です。

一定の契約に限って、期間内であれば違約金などの請求もなく、説明不要で申し込みを撤回、または契約を解除できるという法制度が通称クーリングオフです。

一定の契約とは何か?などクーリングオフについて詳しくは国民生活センター「クーリングオフ」のページに記載されていますので、ぜひご一読ください。

ということで「ドローンスクールの場合は当てはまるのか」が焦点になってくるわけですが、ドローンスクールの申し込み方法や契約形態を見てみましょう。

スクール数国内No.1を誇るドローンスクールジャパンでの申し込み方法を例に挙げてみると、次のようになります。

1:ドローンスクールを選択する

日本全国にあるドローンスクールジャパン加盟校の中から、エリアや特徴などをもとに受講したいドローンスクールを選択します。

2:問い合わせる

選択したドローンスクールに問い合わせページから問い合わせます。無料体験や無料説明会を実施しているドローンスクールもありますので、参加してから決めることもできます。

3:申し込む

最終的に受講したいと思った場合、ドローンスクールの案内にしたがって契約手続きを済ませ、指定期日までに受講費用を入金します。

ドローンスクールによって多少の違いはあるものの、一般的にはこのような流れになります。

 

ドローンスクールの受講契約をクーリングオフするのは難しい?

自らの意思でドローンスクールに申し込んだ場合、消費者を保護する必要性が乏しいため、クーリングオフが適用されない可能性が大きくなります。

ドローンスクールが開催している無料体験や無料説明会に参加したうえで決定したとなれば、さらにクーリングオフは難しいと考えた方が良いでしょう。

また、先ほどのドローンスクールジャパンの例では、申し込み前の受講規約に、

・受講契約成立後、受講者都合による日程変更はできない

・受講日程を変更する場合は一度解約し再契約する必要があり、その場合の解約には所定のキャンセル料(受講日4営業日前までは0円、3日営業前以降は受講料全額)が発生する

などと明記してありますので、規約に同意した上で自らの意思で申し込んだということになります。

ドローンスクールごとにこうした規約、申し込み方法などが異なりますので一概には言えませんが、原則として自分の意思で申し込んだ以上、ドローンスクールの受講契約をクーリングオフすることは難しいと言えるでしょう。

ただし、強引に契約させられた、いつの間にか契約していることになっていた、などの自分の意思が明確でない状況でドローンスクールの受講契約が締結していたという証拠がある場合は、クーリングオフが適用になる可能性があります。

その場合は、消費者生活センターなどに問い合わせるようにしましょう。

 

ドローンスクールはクーリングオフが難しい。受講はよく検討してから

今回はドローンスクールの受講契約はクーリングオフが適用されるのかについて解説してきました。

結論は、「原則として難しいが、ドローンスクール受講契約時の状況次第ではクーリングオフが適用される可能性はゼロではない」ということになります。

そもそも、キャンセルやクーリングオフのことなどを考えずに済むよう、ドローンスクールを受講する場合は、よく検討してから申し込むことが大切です。