2018年には、3軸スタビライザー搭載の超小型4Kカメラ「Osmo Pocket」で話題を集めた中国の大手ドローンメーカーDJIですが、ドローンに関してはしばらく新作の発表がありませんでした。しかし、DJIが近々「Mavic mini」と呼ばれる新作を発表するだろう、というリーク情報がインターネットを賑わせています。
噂の出どころとして、まずFCC(Federal Communications Comission、連邦通信委員会)のデータベースにMavic miniが登録されたことがあります。FCCとは、アメリカ国内の放送通信事業を規制・監督している独立機関です。アメリカで通信機器を販売するには、FCCの認証を取得する必要があります。
初めにMavic miniのリーク情報が登場したのは2019年8月でした。中国で新たに超小型ドローンの特許が申請されたという情報です。当時流出した画像には、既存製品の「DJI Spark」と「Mavic Air」両方の特徴を併せ持つ、小型のコンシューマー向けドローンが写っていました。
多くの予想では、Mavic miniは399米ドル、327ポンド、593豪ドルで発売されるのではないかと言われています。もしそれが本当なら、既存のDJI Spark(499米ドル、519ポンド、859豪ドル)より大幅に価格が下がることになります。
その上、Mavic miniには、DJI Sparkには搭載されていない4Kビデオカメラが追加される可能性が高いのです。さらに、DJI Sparkは小さく折りたたむことができないのに対して、Mavic miniはプロペラを折りたたむことができるだろうと予想されています。
リーク情報によると、Mavic miniの幅はプロペラを広げた状態で270mm、重さは250gと、超小型かつ軽量ドローンになりそうです。重さが250gということは、国によってはドローンを使用する際に航空局に登録しなくてもいいことになります。アメリカのFAA、オーストラリアのCASAは、重さ250g以下のドローンは登録しなくてもよいとしています。
様々な予想が飛び交う「Mavic mini」ですが、クリスマス商戦に合わせて近々発表されるのではないかという声もあり、期待が高まっています。
(画像引用:https://www.techradar.com/news/dji-mavic-mini-drone-leaks-out-thanks-to-fcc-filing)