DARPA、海底で作業を行う全自動ドローンの開発者を募集

更新日: 2019.02.06 公開日: 2019.02.06
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アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)は、オペレーターなしで海底の物体を処理できるドローンの開発者を募集しています。海底で通信ケーブルを繋いだり、ミサイルの破片や残骸を処理したりといった作業が想定されていて、「Angler(釣り人)」と呼ばれるドローンが有用なのではないかと考えています。

 

DARPAは政府のウェブサイト「Federal Business Opportunities」に、「人間による指令や介入なしに、長距離輸送や、海底にある物体を物理的に処理できる完全自動型の海底ロボット」を開発したい旨を掲載しています。

 

募集要項では次のように述べられています。「開発を検討しているロボットシステム「Angler」は、ナビゲーションや、捜索、調査や物体の処理を行う完全自動型を想定しています。ロボットはセンサーを搭載し、自己位置推定、障害物の回避、水中にあることによって受ける影響の制御、ミッションの遂行を自律して行うことが求められます。暗く、不透明で、激しい流れのある海底であってもです」

 

DARPAは募集に対して多くの応募があることを予想しているとした上で、「Angler」プログラムでは複数の候補者を選び、さらにその中から一つのデザインを選ぶと提示しています。

 

(画像引用:https://www.popularmechanics.com/military/research/a26089634/darpa-angler-ocean-drone/)