イギリスのガトウィック空港、ヒースロー空港、そしてアメリカのニューアーク空港とドローン事故が続く中、心配されているのが2019年2月3日にアトランタ州ジョージアで開催される第53回スーパーボウルです。
これは2018年シーズンのNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)チャンピオンを決める試合で、アメリカ最大の祭典ともいわれます。このきわめて大規模なイベントでドローン事故を起こさないために、新しく実験的な3Dレーダーシステムの利用が計画されています。このシステムはMetamaterial Electronically Scanning Array(MESA)としても知られ、ビル・ゲイツも出資しているスタートアップEchodyneによって開発されています。
Echodyneは連邦通信委員会(FCC)に、スーパーボウルの開催地であるメルセデス・ベンツスタジアムとその周辺で3Dレーダーシステムを使用する届け出を提出しました。「スーパーボウルの最中、未確認のドローンを発見した際に連邦捜査官を含む警備員に知らせる」ことを目的としています。
しかし2019年1月29日時点で、未だFCCからの許可は降りていません。史上最長となった政府閉鎖が原因で処理が遅れているということです。
(画像引用:https://dronedj.com/2019/01/29/super-bowl-drone-drama/)