イスラエルのAiroboticsが、オーストラリア民間航空安全当局(CASA)から初めてBVLOS(目視外)飛行の許可を得ました。さらに、現地にエアー・クルーがいなくてもドローン運用をしてもいいという特別な免除も受けることになります。CASAがこのような免除を認めるのは初めてのことです。
操縦者はAiroboticsオーストラリア支社にあるリモートセンターからドローンを操縦し、ドローンは時には620マイル以上離れたところまで飛行します。これによって、「Man in the loop(人間参加型)」オペレーションから、「Man on the loop(人間監督型)」オペレーションに変えていくことができると同社は話します。
「この歴史的な許可は、Airoboticsにとって大きな達成であると共に、オーストラリアでの事業拡大の礎となるでしょう。エアー・クルーを、地雷など危険のある場所に配置する必要がなくなり、顧客はビジネスにおけるリスクを減らし、ドローン技術と自動化技術の恩恵を最大限に受けることができます。」と語るのは、Airoboticsのバイスプレジデント、Niv Russoです。
Airoboticsは2017年にイスラエル民間航空局からもBVLOS飛行の許可を得ています。2018年にはウォール・ストリート・ジャーナルが選ぶ「Top 25 Tech Companies to Watch」に選出されている、今注目のスタートアップです。