中国の京東がインドネシア初の政府承認ドローン試験飛行に成功。リュックサック、書籍など配送品は児童へ寄贈

更新日: 2019.01.24 公開日: 2019.01.24
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中国のECサイト「京東商城(ジンドンしょうじょう)(JD.com)」を運営する中国・京東集団(ジンドンしゅうだん)は2019年1月23日、スイス・ダボスで開かれた世界経済フォーラム(World Economic Forum:WEF)で、京東物流が2019年1月8日にインドネシアで初となる政府承認のドローン試験飛行が成功したと発表したと、公表しました。

 

京東はWEFの戦略的協力パートナーであり、WEFの機関「第4次産業革命センター(C4IR)」の協力パートナーです。今回の試験飛行は、C4IR、インドネシア政府、京東集団の協力によって実現しました。

 

試験飛行は2019年1月8日にインドネシア・ジャワ島の西ジャワ州で行われ、ドローンにはリュックサック、書籍、サッカーボールなどが載せられました。そして、Parung PanjangのJagabita村からMIS Nurul Falah Leles小学校まで飛行しました。この試験飛行は京東の現地公益事業の一環も兼ねており、ドローンで配送した品は児童へ寄贈されました。

 

今回使用したドローンは、すでに中国国内8省の地域で正常化運営を行っているモデルで、累計飛行距離は12万km以上となっています。

 

インドネシアは多くの島が広がっている地理的に物流が難しい国で、ドローンによって物流がスムーズになることが期待されています。また、ドローンの活用により遠隔地での医療、人道支援も大幅に改善することができます。

 

このような状況を踏まえ、京東は今後もWEFとインドネシア政府と協力し、インドネシアにおける物流の利便性向上に努める方針です。

(画像引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000034149.html)