ロボスタの2019年1月16日の報道によると、中国ECサイトの大手・京東(ジンドン)は、2019年1月より、四川省広安市でのドローン配送を正式にスタートしたと発表しました。
京東は、2016年6月に江蘇省宿遷市でドローン運営センターを設立して以来、2017年6月18日から、中国陝西省、江蘇省、海南省、青海省、広東省および大学のキャンパスでドローン配送の運営を行ってきました。そして、今回、中国西南部でドローン配送をスタートしました。
使用されているドローンは、体積が大きな物を除き、5kgから30kgまでの食品・電化製品・洋服などを配送することが可能です。まず、配送予定の荷物が「ドローン配送センター」に集まります。するとプロの操縦者が操作するドローンが購入者から1番近い地元の「配達センター」まで荷物を届け、その後地元の業者が各家庭に荷物を届けるという流れになっています。
今回、配送を開始した中国西南部は、山道が多く、以前の配送は半日かかることも少なくなかったようです。それに対し、ドローンでの配送は、車での配送が1時間かかる場合でも6分程度で済みます。これは、コストが削減できるだけではなく、配送スピードが約10倍速くなるという多大なメリットになります。
京東によると、今後もドローン配送システムを山道の多い四川省や重慶市での展開を図っていくそうです。
(画像引用:https://robotstart.info/2019/01/16/jd-drone.html)