アメリカの大手保険会社State Farmは、FAAから史上初の全国に渡るドローン飛行規制の免除を受けることを発表しました。この免除により、State Farmは2022年11月まで人々の頭上及び視界外のドローン飛行を許可されます。
2018年にも、FAAはState Farmに一時的なドローン飛行規制の免除を与えていました。2018年9月中旬にアメリカ合衆国東部を襲った「ハリケーン・フローレンス」によって被害を受けた4つの州に対して、ドローンによる被害調査や支援を行うためです。
State Farmのシニア・バイスプレジデントであるRobert Yiは、このように話しています。「私達はドローン技術を現実のものにするために、チームで取り組んできました。今回の規制免除によって、私達のスペシャリストはより効率的に顧客の要望に応えることができるようになります。ドローンを使って被害状況を把握したり、物資を届けたりするのです。これは私達の顧客にとって素晴らしいことですし、私達がドローン技術を牽引する存在であることを世に知らしめるでしょう」
State Farmは2017年よりVirginia Tech Mid-Atlantic Aviation Partnership (MAAP)と提携してドローンプログラムに取り組んでいます。