カナダでドローンに関する新しい規制が始まります。娯楽目的、商業目的において250g以上のドローンを飛行させる際には、インターネット上で試験を受けて合格証明を取得する必要があるというものです。2019年1月9日にカナダ運輸大臣Marc Garneauが発表しました。規制は2019 年6月に施行される予定です。
規制施行後は、ドローン操縦者は必ず登録番号を機体に貼り付ける必要があります。年齢にも制限があり、一般的なドローンの使用が許可されるのは14歳から、特殊な飛行をする場合は16歳からです。また、有人航空機との衝突などの事故を避けるため、高度400フィート(120メートル)を超えた飛行は禁止されています。空港周辺、事故や事件等の非常事態発生エリア周辺の飛行も禁止です。ドローンは常に操縦者の視界に範囲内にとどまっている必要があります。さらに、飲酒時、薬物の影響下にある時はドローンを操縦してはいけません。
運輸大臣Garneauは次のように話しています。「政府は空と地上両方の国民の安全を守ることを最優先に考えています。それと同時に、ドローンの存在がもたらすであろう経済効果にも期待し、支援していく考えです」
カナダではドローン事故件数が激増しています。2014年には38件でしたが、2017年には135件でした。
(画像引用:https://dronedj.com/2019/01/09/new-rules-for-canadians-drones/)