2018年12月22日にインドネシア西部スンダ海峡で発生した津波のため、400名以上の死者だけでなく、多数の行方不明者も出ています。陸路が絶たれ孤立した村は6つにのぼり、捜索等の活動にドローンが使用されました。
津波から3日後の2018年12月25日、インドネシア軍とボランティアチームがドローンを使って海岸沿いの捜索にあたったものの、豪雨の影響で捜索は難航しました。
この津波は、スマトラ島とジャワ島の間にあるスンダ海峡に位置する火山島、アナク・クラカトアの噴火が、ちょうど満潮時に発生したことが原因と見られています。2018年12月26日時点で、154人が行方不明、1400人以上が負傷、数千人が仮設テントや仮設シェルターに避難しています。交通が混乱している影響で、食料、水、ブランケットなど必要物資の配達も間に合っていない状況です。
津波発生直後、ファーストレスポンダーはドローンと捜索犬を駆使して被害状況の把握に努めました。現在もドローンによる孤立した村の捜索が続いています。津波は高さ15フィートにまで到達したと報道されています。捜索に使われたドローンの機種は明らかになっていません。
(画像引用:https://dronedj.com/2018/12/26/drones-indonesia-tsunami/)