マンハッタンのラジオシティ・ミュージックホールを拠点とするダンス劇団「ロケッツ」のショー「Christmas Spectacular」は、ニューヨークのホリデーシーズンの風物詩です。このショーは、何十年もの間ほとんど変わることない伝統を守り続けてきました。特に最も古く、有名な演目の「The Parade of the Wooden Soldiers」は1933年から変わらぬ定番となっています。しかし今年は新たな試みとして、Intelのミニドローン「Shooting Star」を使った新しいフィナーレ「Christmas Lights」が上演されています。
100個のミニドローン「Shooting Star」は、ダンサーによるパフォーマンスや、音楽、照明の演出に合わせて様々なイメージやアニメーションを作り出します。フィナーレのクライマックスには、ドローンの動きや軌跡に合わせた高度なデジタルプロジェクション技術がまるで魔法のようなシーンを演出するのです。
このフィナーレ「Christmas Lights」は、デジタルコンテンツディレクターのSam Buntrock氏が監督しています。客席から見ると光の点のように見えるドローンが、このショーに特別な3D効果を与えているのだといいます。
「Shooting Star」は重さ68グラム以下で、柔軟性のあるプラスチックで作られています。手のひらに収まるサイズで、人の近くを飛ぶ際の安全性を考慮した設計になっています。