イギリス陸軍は、4週間に渡って70の新技術のテストを行う予定です。この大規模なテストで検証される技術には、「無人戦闘実験」の一部としての監視用ドローンが含まれています。
イギリス国防省からのプレスリリースでは、「戦闘中の兵士の危険を減らすための、無人航空機および車両の様々なプロトタイプ」のテストを行うため、民間企業あるいは研究機関の200人以上の協力を得ると述べられています。無人機に期待される主な役割は、末端への物資の供給です。垂直離着陸ドローンを含む5つのシステムが検証される計画です。
また、ドローンの群れを使ったプロジェクトは、人間による指揮の必要性を最小化し、オペレーションをより効率化できると期待されています。このプロジェクトは、ドローンがターゲットを探しながら、飛行する道筋を自ら計算して戦闘や物資の供給をするというものです。
戦闘の際に、無人機が攻撃対象を自動で選択することは、誤爆や民間人の巻き添え等の問題がありイギリスでは禁止されています。ドローンの開発者たちは、イギリス陸軍がこのルールを今すぐ変えることは期待していないものの、将来的に変更される可能性があるとして、無人攻撃ができるドローンの開発をしていると語っています。
(画像引用:https://gizmodo.com/the-british-military-is-launching-a-major-test-of-unman-1830425460)