朝日新聞の2018年12月9日付けの報道によると、2018年11月半ばに大阪府の広告制作プロダクション「メディアクト」が和歌山県みなみ町で水中ドローンの導入テストを行いました。
テストに使われたドローンは中国製で、長さ46.5cm、幅27cm、高さ12.6cmのサイズで、水深30mまで潜ることができます。価格は約20万円。コントローラーと機体をつなぐケーブルを通じ、小型カメラで撮影した映像が、リアルタイムで船上のスマートフォンに表示されるシステムとなっています。
従来の海洋開発や水中調査では、実際にダイバーが潜って調べるか、重量が数百キロから1t以上もある遠隔操作型無人探査機(ROV)が使われていました。今回は、それを小型軽量化された「水中ドローン」で行おうというものです。
テストは成功し、撮影を担当したメディアクトの田中裕介氏は「今後さらに機能が安定し、低価格化が進めば、産業を変える大きな波になるのでは」と期待を語っています。
(画像引用:https://digital.asahi.com/articles/ASLD953TTLCZPQIP001.html?rm=626)