DroneTimesの2018年12月６日の報道によると、商業無人運転および無人交通管理プラットフォームのプロバイダーである米国のANRA Technologiesは2018年12月３日、英国のUASトラフィック管理（UTM）プログラムの契約を締結したと発表しました。

UTMプログラムは、英国空域へのドローンの安全な統合を可能にすることを目的とした、政府主導の広範なプログラムの一部です。この提携により、UTMプログラムはTransport Systems Catapult（TSC）の統治下となります。

TSCは、ANRA TechnologiesとUTMサービスプロバイダー（UTMSP）および航空ナビゲーションサービスプロバイダー（ANSP）と協力して、英国政府の規制およびその他ステークホルダーからのサポートを受けることになります。

今回のUTMプログラムの狙いは、UTMサービスプロバイダ（UTMSP）が運営するUTMフレームワークの作成にあるようです。このプログラムは、さまざまなUTMSPと必要なデータソースの間でどのように情報をやりとりすることができるかを調査し、重要な安全要件を達成するための空域調整が達成できるようにすることを目指していく方針です。

Transport Systems Catapultのマーク・ウエストウッド(Mark Westwood)CTOは「UASトラフィック管理への統合されたアプローチを持つことは、この技術の幅広い採用と、ドローンの目視外飛行の商業化にとって重要な可能性を秘めています。我々は、この分野におけるANRAの経験が、このプロジェクトをサポートすることを確信しています」と語っています。

(画像引用：https://dronetimes.jp/articles/3640?fbclid=IwAR0WLt7WNXqml8bezZs48dq5OqyuN8A2kfe0o551wyAqODcwFGcTboFeWXM)