2018年11月上旬、デルタ航空のクルーがボストンローガン国際空港付近でドローンが飛行しているのを目撃したと証言しました。目撃したクルーが乗務中だったデルタの航空機は、フィラデルフィア発ボストン行の便で、ボストンローガン国際空港に着陸する最中だったということです。該当の航空機は、ドローンと衝突を避けるための行動は特にしなかったと報道されています。
ドローンは400フィートを大幅に超えた高度で飛行していたと見られており、これはFAA(アメリカ連邦航空局)によって定められた高度規定に違反しています。
FAA、マサチューセツ州警察はこの件について調査しています。デルタ航空のクルーは、ドローン目撃時、デルタの航空機は上空3000フィートを航行中で、ドローンは約300フィート下を飛んでいたと述べています。高度2700メートルは、FAAによって定められたドローンの高度規定、高度400メートルを大きく上回っており、危険な事故につながる可能性もあったと州警察は指摘しています。
2018年10月には、ニュージランド・ウェリントン空港でもドローンが空港周辺を高度600メートルで飛行し、空港全体の機能が一時的に停止する事例がありました。ニュージーランド民間航空局(CAA)も、ドローンの飛行高度を400メートル以下と定めています。
(画像引用:https://dronedj.com/2018/11/08/delta-flight-drone/)