産経新聞の2018年11月27日の報道によると、電子部品製造を手掛ける大津市のアガタ電子は同日、ドローンの操縦士養成を行う「ドローンスクールジャパン滋賀草津校」を滋賀県草津市草津に開校しました。同一施設内で操縦資格の取得から販売、点検まで一貫して対応できるドローンスクールは近畿で初めてだそうです。
同スクールは、国土交通省登録管理団体「ドローン操縦士協会」の認定を受け、ドローンの開発・販売を行う「スカイロボット」が運営するドローン操縦士育成スクールの「ドローンスクールジャパン(DSJ)」のフランチャイズとしてオープンしました。
国道1号線を草津駅方面から南草津駅方面に向かって行くと「はなまるうどん滋賀東草津店」があり、その向かいに位置します。総工費1.9億円でDSJきっての施設であるこのスクールは、地元では早くから話題になっていたそうです。
施設内に縦10m、横9.5mの屋内ドローン飛行エリアを3面設け、操縦資格を持つアガタ電子の社員が指導を担当します。4日間受講すれば、同協会が認定する「ドローン操縦士回転翼3級」の資格を取得できます。
料金は32万円(税抜)。この施設ではドローンの販売に加え、アガタ電子の電子部品生産技術を生かして整備点検も実施します。また、空撮などの請負事業も手がけるそうです。
アガタ電子の縣秀治社長は開校式で「人手不足が進む中、ドローンが果たす役割は大きい。物販から整備まで行う拠点を作ることは公共性の高い事業だ」と語りました。
また、地元のメディア「号外NET」草津・栗東も「ドローンパイロットはとても将来有望な仕事だ。知識を身につけておけば、今後かなりの強みになりそう」と期待しています。