日本経済新聞の2018年11月22日の報道によると、テロなどに悪用される不法ドローンを捕獲する装置である「スカイウォール100」を英国のスタートアップであるオープンワークス・エンジニアリングが開発しました。
「スカイウォール100」は、2018年10月に東京都内で開催された見本市「テロ対策特殊装備展」(SEECAT)に、オープンワークス・エンジニアリングが出展し、注目を集めました。これは、人が肩の上に乗せて携行できるようになっている装置です。
使用法は、ます侵入ドローンを発見したら、誘導表示に従って射手が標的のドローンに照準を合わせます。次に射程100mの迎撃弾を空気圧で発射します。すると、ドローンの間近で約3m四方のネットが広がり、ドローンを捕獲します。そして直後にパラシュートが開くという仕組みになっています。空気圧を高めた射程300mの車載用の「スカイウォール300」という上位システムも用意されています。
ドローンは普及が進む一方で、テロなどへ悪用される危険性も懸念されています。この報道によると、すでにドイツ警察などが採用し、関係者の間で注目を集めているそうです。
ドローンは我々の生活をより豊かにするために、正しく使用して欲しいものです。