農業協同組合新聞(電子版)の2018年11月20日の報道によると、バイエルクロップサイエンスと中国XAG、XAIRCRAFT JAPANの3社は2018年11月19日、日本市場でドローンを活用した共同事業開発の独占契約を締結したと発表しました。
この提携により、3社は日本市場で農業経営の効率化、安定化につながるドローン活用の技術開発と販売に取り組んでいきます。
XAGは中国の広州を拠点としてたドローンなど産業用無人機開発のリーディングカンパニーです。1,400人の従業員のうち800人以上が無人機の開発に関わっているそうです。
XAIRCRAFT JAPANはXAGの日本支社として、日本での農業の自動化、スマート農業の推進などの事業を展開しています。
一方、バイエルクロップサイエンスは、農薬および防疫用薬剤の開発、製造、輸出入および販売を行っている企業です。現在、新しい散布技術、栽培技術の開発から病害虫・雑草診断や気象モニタリング、生育診断などのデジタル技術までを一貫するビジネスモデルを構築することを目指しています。
今回の共同事業開発契約はその一貫で、3社それぞれの強みを生かした共同ドローンビジネスプロジェクト、ドローン農薬散布技術の共同開発、デジタル農業の共同開発およびデータの相互補完の3つのプロジェクトに取り組んでいきます。この報道によると、とくにドローンによるセンシング技術、農薬、種子、肥料の散布省力化などが期待されているそうです。