オハイオ州・ケント州立大学の研究者は、米陸軍研究所からドローンに関する研究助成金を支給されました。
130,000ドル以上の助成金を受け取ったのは、航空宇宙工学の助教授Blake Stringer氏です。新世代の中型ドローンにおける推進システムの研究のためだといいます。
Stringer氏は次のように話しています。「ドローンシステムは21世紀の航空産業、航空宇宙産業に混乱をもたらす存在になりつつあります。このテクノロジーは社会の機能すら変えようとしているのです。どんな規制を、どのように実施して、どうやって活用していくのか、よく考えなくてはなりません。ドローン産業がどこまで大きく発展するのか、予測することは難しい」
退役軍人であるStringer氏は、米陸軍研究所やテネシー大学と協力して、軍事における様々な用途のドローン開発に実現可能性があるかを調査する予定です。
軍事目的で利用されるドローンは大きな動力を必要とします。動力源をどうやって確保するかが今後の課題です。Stringer氏は次のように述べています。
「ガスタービンやピストンエンジンなしに、必要な動力を確保する方法を探っています。ある種のハイブリッド推進システムが採用される可能性が高いでしょう。例えば燃料を使ってバッテリーを充電し、大きな動力を必要とするときはバッテリーから動力を得るのはどうだろうか。課題は山積みです」
(画像引用:https://unmanned-aerial.com/kent-state-works-on-army-funded-drone-propulsion-research)