10月30日から開催されたAirworks 2018で、KespryはDJIとパートナーシップを結ぶことを発表しました。Kespryはドローンによる露天掘鉱山の自動測量などの、工業用ドローンシステムを提供しています。
今回のパートナーシップ締結によって、DJI Mavic 2 Proが同社のラインナップに加わります。Mavic 2 Proは、小さく折りたたむことができ、かつ費用対効果の高いドローンです。 現在運用されているKespryのドローンは、自動ストックパイル測量を行うのに年間30,000ドルのコストを必要とします。DJI Mavic 2 Proの導入により、同社は同じサービスを低価格で顧客に提供できるようになります。
KespryのCEO、George Mathew氏は「DJIの大量生産されたドローンを使えば、より安いサービスの提供が実現する。そうすれば、顧客はより多くのドローンを多くの場所に配置して、データを集めることができる」と語ります。
現在、DJIはパートナーシップの拡大に積極的です。DJIのドローンをプラットフォームとして、独自のソフトウェアアプリケーションやサービスを開発できる企業との提携を狙っています。
DJIの戦略的パートナーシップを担当するJan Gasparic氏は、「Kespryの高度なAI、分析技術とMavic 2 Proが手を組むことは、ドローン導入を検討している多くの採掘業者にとって朗報に違いない。KespryとのパートナーシップはDJIにとっても理想的」と期待を込めます。
「鉱山のストックパイル測量において、ドローンの利用は一般的になりつつある。しかし、プラットフォームごとのデータの差異を調整するためだけに何百万ドルもの無駄なコストがかかっているのが現状だ。Mavic 2 ProとKespryの技術を用いれば、コストを減らし、かつ鉱山からの収益増も見込める」とKespryのCEO、George Mathew氏は述べています。
(画像引用:https://dronedj.com/2018/11/01/kespry-partners-dji/ )