10月30日から3日間開催されたカンファレンス「DJI AirWorks」において、ドローンによるクラウド型データ分析システムを運用するPropeller Aeroは、DJIとパートナーシップを結び、Phantom 4 RTKを最大限に活用できるソフトウェアとハードウェアを統合するソリューション「Propeller PPK」を開発したと発表しました。
このソリューションは、採掘、測量、廃棄物処理産業に大きな効果を発揮します。 従来の手間のかかる工程を経ることなく、作業現場の正確な情報を得られるのです。
「Propeller PPK」は、いくつもの対空標識を現場に設置してそれぞれの座標を計測する代わりに、自らの座標を自動で計測するスマート対空標識「AeroPoint」 を使います。
Phantom 4 RTK、AeroPoint、そしてPropeller Aero独自の写真測量技術を組み合わせて、従来の方法に比べて70%も作業時間が短縮できるといいます。
現代の建設現場では、現場の情報を集めるだけで年間1,770億ドルの費用がかかっていますが、Propeller PPKによって時間だけでなくコストの大幅な削減も期待できます。
DJIの戦略的パートナーシップを担当しているJan Gasparic氏は、「Propeller社の高い空撮分析技術と、業界を先導するDJIのドローンが手を組んで、正確で完璧なソリューションが生まれた。DJIのドローンの可能性を大きく広げることになり、嬉しい」と語りました。
(画像引用:https://dronedj.com/2018/11/01/propeller-aero-dji-phantom-rtk/)