女性ドローンパイロット育成のためのファンディングキャンペーンを実施!

更新日: 2018.12.06 公開日: 2018.10.23
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ドローン業界において、女性たちの功績は多く、数多くの成果を残しています。しかし、男性と比べると、未だに業界全体を占める女性従業員の数が圧倒的に少ないのが現状です。

 

現在、アメリカ国内の女性ドローンパイロットは、全体のたった5%であり、国際的にみると3%にも達していません。ドローン産業が急速に発展していることを考えると、この数値が非常に少ないということが分かるでしょう。

 

そこで、オンラインコミュニティーである「Women Who Drone」は、女性ドローンパイロットの数を増やすためのキャンペーンを実施しました。 同団体は現在、女性たちにドローンの魅力を伝え、ドローンパイロットに育成するための資金をクラウドファンディングにて調達しており、大きな注目を集めています。

 

プロジェクト概要欄には「Women Who Droneは、女性たちにドローン技術に関する教育をおこない、公式ライセンスを取得したドローンパイロットを増やすことを目的としています。また、これにより、無人航空機(UAV)産業におけるジェンダーギャップを解消したいと思っています」と記載されています。 これらはすべて、ドローン業界における女性の新規参入のハードルを下げる、画期的な試みだといえるでしょう。

 

同団体はさらに「世界中の女性ドローンパイロットによるワークショップや一対一のレッスン、オンライン授業、就職相談などを通して、プロジェクトを発展させていく予定」だと発表しています。 そもそも、Women Who Droneとは、約1年前に世界中の才能ある女性ドローンパイロットの作品紹介の場として作られたプラットフォームだといいます。

 

このようなプロジェクトを通して、最近では、大手メディアサイトの「The Verge」などにも、その活動が取り上げられており、ドローン業界で働く女性たちを牽引する存在になっています。

 

さらに現在では、 Getty Imagesとパートナーシップを結び、オンラインサイト内で、400人もの女性パイロットが投稿した作品を集めた「Women Who Drone Collection」を開催しています。

 

そして、コミュニティが成長するにつれて、ドローンに関する教育の質も上がったとのことです。「今後は、活動の幅もさらに広げ、さらなる女性パイロットの獲得に尽力する」とWomen Who Droneの関係者は語っています。