DJI JAPAN 株式会社(以下、DJI)は、国内最大の農業総合展で、農業関係者約3万人が来場する「農業ワールド」 に出展すると発表しました。「農業ワールド」は幕張メッセで2018年10月10日(水)~12日(金)の3日間開催されました。
DJIは「農業ワールド」において、国内で初めて農薬散布マルチコプター「DJI AGRAS(アグラス)」シリーズの次世代モデル「DJI AGRAS MG-1P RTK(MG-1P RTK)」を展示されました。
これまで農薬の散布は、農業従事者が時間と労力をかけて手作業で行うか、コストが非常にかかり、扱いも難しい有人ヘリコプターで行う必要がありました。
その点、農薬散布機「DJI AGRAS」シリーズを使うことで、散布エリアを最大限に拡大でき、作業負担を大幅に軽減できます。
国内で初展示された「DJI AGRAS MG-1P RTK」の特徴は、次の通りです。
・高精度な完全自動航行を搭載
・正確な位置情報の把握
・さらに安全で効率的な農薬の散布を実現
・様々な方法で自動航行プランの作成が可能(送信機や移動局を使用した測量、クラウドRTKとの連携など)
・最先端空撮ドローン「PHANTOM 4」シリーズと連携することで、より高精度な自動航行が可能
「MG-1P RTK」と「PHANTOM 4」シリーズを連携については、例えば30ヘクタールの圃場では、「PHANTOM 4」シリーズが地図と散布エリアを約20分で作成し、その後「MG-1P RTK」が最大5台同時に自動で農薬散布することが可能です。
「MG-1P RTK」の国内提供は2019年の農薬散布シーズンの予定となっており、「AGRAS MG-1S」については、2018年10月10日より販売価格を改定し、130万円前後で提供するとしています。
DJIの「農業ワールド 2018」での出展概要は以下の通りです。
・開催日 2018年10月10日(水)~12日(金)
・時間 10:00〜18:00(最終日のみ17:00終了)
・会場 幕張メッセ (〒261-8550 千葉市美浜区中瀬2-1)
・DJIブース 36-31
・URL http://www.nogyoworld.jp/tokyo/
また「農業ワールド 2018」のDJIブースでは、以下のイベントを行いました。
・「MG-1P RTK」を始めとする「DJI AGRAS」シリーズの機体の展示
・「MG-1P RTK」の詳細を紹介するプレゼンテーション
・実際に「AGRAS」シリーズを活用して農薬散布を行う方が、散布方法を紹介するゲストセッション
農業用ドローンや農業用マルチコプターは年々進化を続けており、労働力不足の解消に導入を検討する農家の方も多いようです。「農業ワールド 2018」では、DJIの他にも様々な企業が農業用ドローンや農業用マルチコプターの展示を行うなど終始賑わいを見せ、来年の開催も期待されるのなかの閉幕となりました。