Airbus社は太陽光エネルギー利用した巨大ドローンを開発し、滞空飛行の最長記録を樹立したと発表しました。
このドローンは1回も休憩することなく、空中で26日間を過ごしました。今後、同社は太陽光発電を利用したドローンを改良し、安価な人工衛星の開発に取り組んでいきます。
Airbus社は2015年からZephyr Sドローンの開発に着手し、リーズナブルかつ多方面で利用可能な人工衛星の開発を目標にしていました。
同製品の重量は約160ポンドで、大人1人分の重さとなっており、80フィートの太陽光パネルで覆われています。標高が高い空中でも雲に阻まれることなく、一度に何ヵ月も飛行することができます。
同製品は2018年7月11日に初めて試運転を開始したばかりですが、これは始まりに過ぎません。同社はさらに同製品の改良を重ね、長期的なビジネス展開を視野に入れています。
この技術開発が進めば、多くの政府、企業、組織がより安価に人工衛星を購入することができるとされています。
同社は「同製品を利用すれば災害ゾーンでの空中捜索、長期的な環境調査、インフラ整備が整っていない地域へのワイヤレスインターネットを導入することができる」と考えています。
さらに、同社は同製品の改良を計画しており、約2倍の大きさで、ペイロードを搭載できる製品を開発する予定です。